さぽろぐ

日記・一般  |その他北海道

ログインヘルプ


2011年02月10日

 10年区切りとならず=「実感できない」―えひめ丸事故




     10年区切りとならず=父の死
         「実感できない」―えひめ丸事故、10日に慰霊式
       

 【ホノルル時事】米ハワイ沖で愛媛県立宇和島水産高校の実習船「えひめ丸」が米原子力潜水艦に衝突され、9人が死亡した事故から10年となる9日(日本時間10日)、ホノルル市で慰霊式が開かれる。

 今年は日米の関係者約100人が列席する大規模な式典となるが、参列する遺族の1人瀬川和輝さん(43)=神奈川県三浦市=は今も父の死を実感できないままで、10年も区切りとはならない。

 和輝さんは事故で、通信長だった父弘孝さん=当時(60)=を亡くした。定年退職目前で、最後の航海だった。

 「10年と言っても実感がないのが本当のところです」。和輝さんが生まれた時から父はえひめ丸に乗り、90日の航海を年3回。姿を見るのは1年のうち4分の1だった。「母、妹と3人の生活」は事故の前後で変わらず、遺体を確認した時もどこか人ごとに感じた。

 生存者らによると、弘孝さんは「電源をやられたのでイパーブ(遭難信号発信装置)のスイッチを入れる」と言い残し、左舷後方に向かった。その後デッキにいる姿を目撃されたが、再び操舵(そうだ)室に戻ったとみられている。

 緊迫した状況での父の行動を「冷静に判断できた」と評価しつつ、「やるべきことをやったのだから逃げてもよかったのに」と思っていた。だが、別の船の通信士から「発電機を手動で動かしに行ったのでは」と聞き、納得した。「律義なので、まだやれることがあると思ったのでしょうね」。 

(時事通信 2月10日(木)2時33分配信)






   お読みになりましたらぜひクリックをお願いします。
   にほんブログ村 地域生活ブログ 北海道情報<br />
へ


あなたにおススメの記事

Posted by おだっちの菜の花油 at 10:30│Comments(0)
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。
削除
 10年区切りとならず=「実感できない」―えひめ丸事故
    コメント(0)