2011年02月10日
議員、支持者「戦えない」
議員、支持者「戦えない」
民主党内混乱に広がる不満 千葉
「政治とカネ」の問題や子ども手当の対応などで、民主党や菅直人政権への厳しい目が向けられる中、統一地方選を控えた千葉県内の支持者からは不安が広がっている。
千葉市内で6日、開催された同党県連定期大会では統一地方選に向けた結束を図りたい執行部に対し、地方議員や党員らからは「このままでは戦えない」といった批判が続出。現場の怒りが一気に噴出した形となった。
「県民は、米軍普天間飛行場の移設や尖閣諸島をめぐる対応であきれ返っている。県民にもわかるように説明をしなければ、戦えない」
一致結束を目指して開かれた大会だったにもかかわらず、地方議員や党員、サポーターなど約280人が集まった会場内は、政権運営をめぐる批判の声に包まれた。
とりわけ、小沢一郎元代表をめぐる「政治とカネ」の問題では「党内には弁護士も公認会計士もいるのに、なぜ率先して調査を行わないのか」と、党幹部の責任を問う声も飛び出した。
出席した党員は「こうした問題を政局にするから、国民に混乱しているイメージを持たれる。国会議員はもっと現場を大事にしてほしい」と苦言を呈した。
大会後、取材に応じた選対本部事務局長の黒田雄衆院議員は「厳しい意見は党本部も含めて真正面から受け止める。挙党一致を実現する上で、自由に意見を出し合うよい機会になった」と述べた。
県連では当初、県議選の定数(95)の過半数にあたる50人前後の擁立を目指していた。しかし、党内の混乱や支持率の低迷などを受け、公認・推薦を決めた候補者は32人にとどまっている。
今後もできる限り擁立を行う方針を示しているが、ある県連幹部は「(地元との関係が薄い)落下傘の候補者で勝てる環境にはない。(前回選挙で得た)20議席の確保が最優先だ」と話すなど“弱気”な声も出始めている。
(産経新聞 2月10日(木)17時11分配信)
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Posted by おだっちの菜の花油 at 18:04│Comments(0)
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