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2011年02月18日

穀物価格、今後10年で3割上昇




     穀物価格、今後10年で3割上昇
            =世界の食料需給見通し―農水省
      

 農林水産省は18日、2020年の世界の食料需給見通しを発表した。食料需要は、アジアを中心とする新興国の経済成長や人口増、バイオ燃料の生産増を背景に拡大。

 小麦やトウモロコシなど穀物の国際価格は直近3年(07~09年)平均に比べ、24~35%上昇すると予測した。同省は見通しを踏まえ「中長期的な食料の安定供給を図る必要がある」としている。

 20年の穀物消費量は22%増の27億トンになると予想。用途別に見ると、トウモロコシを中心とする家畜の飼料用は、新興国の所得水準向上で肉の消費量が増えるなどとして29%増、バイオエタノール原料用は54%増と高い伸びを見込んだ。コメや小麦など食用は20%増とした。

 消費の伸びに生産が追い付かず、実際の消費量に対して在庫がどれだけあるかを示す在庫率は20%から15%に低下するとみる

 。穀物価格の上昇率は、バイオ燃料向けや飼料用の拡大などにより、トウモロコシ(35%)、大豆(32%)が、コメ(31%)、小麦(24%)を上回ると見通した。
 一方、肉類の価格は、豚肉が32%、鳥肉が34%、牛肉が46%いずれも上昇するとしている。 

(時事通信 2月18日(金)11時20分配信)





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Posted by おだっちの菜の花油 at 11:48│Comments(0)
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