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2011年02月22日

 [リビア]デモに戦闘機が空爆




       [リビア]デモに戦闘機が空爆、カダフィ氏は退陣否定

【カイロ伊藤智永、和田浩明】中東の衛星テレビ、アルジャジーラによると、反政府デモが拡大した北アフリカ・リビアの首都トリポリや近郊都市で21日夕(日本時間22日未明)、戦闘機などが一斉にデモ隊や市民に対する空爆を始めた。

 最高指導者カダフィ大佐は22日未明(日本時間同午前)、国営テレビで演説し、国外逃亡や辞任を明確に否定。デモを徹底した武力弾圧で封じ込める姿勢を改めて示した形だ。

 21日だけでトリポリで約250人が殺害されたとの情報もあり、15日夜にデモが始まって以来、初の無差別虐殺が行われた模様。一連の武力弾圧による死者は計500人近くに上った。

 閣僚が武力弾圧に抗議して辞任を表明するなどカダフィ大佐への包囲網が狭まる中、英国のヘイグ外相が21日、カダフィ氏がベネズエラに向かったとの情報があると言及。ベネズエラ政府高官が否定するなど、国外脱出説が飛び交っていた。

 演説はこれに対する反論で、カダフィ氏は「私は今から(トリポリ中心部の)緑の広場に行く。ベネズエラではなくトリポリにいることを証明し、(逃亡情報を流した)テレビの報道を否定するためだ。彼らは犬だ」と語った。

 演説は自宅前での生中継とされ、傘を差しながら約20秒語り、乗用車に乗り込んだ。放送時、トリポリ市内では雨が降っていた。

 リビア国営テレビは21日夕、「治安部隊がテロリストの住み家や妨害工作者に対する攻撃を始めた」と報道。アルジャジーラに証言した住民の話では、首都トリポリでは戦闘機や武装ヘリコプターが機銃掃射。

 地上部隊は手りゅう弾や重火器を使ってデモ隊を攻撃した。西方の都市アズザウィーヤや東方の都市ミスラタでも戦闘機や戦車で市民が攻撃されたという。

 トリポリ空港には外国人雇い兵を乗せたとみられる航空機が到着したとの情報もあり、虐殺はエスカレートする恐れがある。

 ◇パイロットが亡命
 一方、武力弾圧に対し軍の将校団が21日声明を出し、兵士に対し、カダフィ氏の排除のため市民と合流するよう呼びかけた。また、リビア空軍機2機がベンガジへの空爆命令を拒否し、地中海のマルタ国際空港に着陸、パイロットが亡命を求めた。

 こうした中、リビア国連代表部のダバシ次席大使は21日会見し、「国民が虐殺されている」と大佐の即時辞任を要求。

 ダバシ氏は「辞任しないなら、リビア国民が彼を排除するだろう」と語り、国際刑事裁判所に「人道に対する罪」で捜査を始めるよう求めた。また、国連などに対し、リビア周辺に飛行禁止区域を設定し、雇い兵や武器がリビア国内に入るのを阻止するべきだと指摘した。

(2011年02月22日12時55分 提供:毎日新聞) 





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Posted by おだっちの菜の花油 at 14:00│Comments(0)
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