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2011年04月02日

3月議会、尾田孝人議員の一般質問への答弁その1



平成23年第1回定例町議会(3月8日)
尾田孝人議員の一般質問への答弁


質問・尾田議員
1、火災予防週間における世帯確認は。

 春季・秋季の火災予防週間には、町内各分団の消防団員が、分団内地域の火災予防の巡回指導等を実施していますが、どの様な点検事項の下に実施されていますか。
 また、世帯主等の実態については、どの様に把握なされているのか伺います。

答弁・工藤町長
10番、尾田孝人議員のご質問にお答えいたします。
 1点目、「火災予防週間における世帯確認は」のご質問であります。

 檜山広域行政組合上ノ国消防署に確認したところ各予防期間前に開催している幹部会議で、あらかじめ重点項目等査察要領を協議決定し、基本的には暖房設備、煙突・煙道、めがね石及びガス器具類等の点検を実施していると伺っております。
 また、点検は地元消防団員が実施していることから、消防署としては特に対象者リスト等は作成せずに、各地域の分団で把握しているものと伺っております。

●再質問(尾田孝人議員)
 第1点の火災予防週間における世帯の確認についてであります。町長の答弁では巡回指導の点検事項について、実態把握をなされているかということについてお伺いしたわけでありますが、それぞれ地元の消防団員がこの対象者リストを作成されて分団が把握しているものと思われますっていうことでありました。

 先般2月の7日に午後12時過ぎに木ノ子地区で発生した火災では皆さんどう伺いしたかわかりませんけれども、防災行政無線で十数年前に亡くなった方の世帯主の名前を言って各分団へ出動呼びかけをしたわけです。

 本来、消防が巡回指導の中でそれぞれの世帯の状況がどうなっているのかということが把握されていなかったという最大の弱点が起きたわけです。火災通報者が現在の世帯主の名前を繰り返し繰り返し消防職員に伝えてもなかなか理解してできなかった。それで最終的にその亡くなった方の名前を言ってはじめてわかった。
 行政防災無線で、その十数年前に亡くなった世帯主の名前を全町に放送して、消防団の招集をかけたいうことであります。

 町長は23年の町政執行方針の中で、安全安心な環境を進める常備消防救急体制の中で、予防処置消防救急救命に関する知識の普及等も進めて消防団の活性化も図る。第5次の総合計画でもそのような方向付けをしているわけであります。

 日常普段に町と檜山行政組合上ノ国支署との連携を、より密にしなければ今回のような事件が発生するということになった事例が現実にあるわけですから、そこをどう体制強化、連携を図りながら強化をしていくのかということが、最大の重要なことになっていくのではないのかなと思うわけであります。

 その点で、この2月7日に発生した火災の事故でそういう弱点が生まれたわけですから、それをどう連携強化して、日常普段世帯主等の把握を消防署に確認しておいてもらうのかという体制をどうとるのかについてお伺いいたします。

○総務課長(疋田英夫君)
 そういう状況があったということは本当に申し訳ないというふうに本当に反省するべき状態だと思います。このような状況については消防署の方からはそういう火事があった場合、災害があった場合そういう場合には逐次町の方にも報告があります。でもその部分については今回は報告がありませんでした。

 そういう部分では本当にこれは今回に限らず今後についてもとても大事なことだと思いますので、その辺については一部事務組合という広域行政組合ですから、組織的には別なんですけれど当然上ノ国町の消防行政を預かる上ノ国消防署ですので、町としても広域行政組合上ノ国消防署の方にその旨指導ということではないんですけれど、所長の方にはその旨話をしていきたいというふうに考えております。

 それで世帯の把握なんですが、これについては法的に今住民基本台帳自体が個人情報の保護の関係でなかなか取り扱いが難しい部分もありますので、この部分可能なのかどうかそれはちょっと今後私の方でもいろいろ調べてみなければならないんですけれど、ただ上ノ国消防署の方には今後世帯情報とかそういうものがきちっと管理できるような体制をつくるように町としても要請していきたいというふうに考えております。

●再々質問(尾田孝人議員)
 
 私は、その世帯主の方をどう把握しているかと第1点目では春・秋の火災予防週間どういうチェック事項をもって把握しているのかお伺いしたわけです。
 わが町の高齢者人口がどんどん増えてくる中で、老夫婦の世帯であっても世帯主は主人になるわけです。もし主人が不幸にして亡くなった場合に今度その奥さんが世帯主になっていくわけです。

 そう言う状況をいつも的確に把握しなければ、このような事例が再発生しないとも限らないわけです。分団の皆さんが春・秋2回のこの中でその辺もチェックして確認しながら巡回して歩けば、町との連絡をつなげる密な体制強化につなげていけるんでないか。
そういう点で改めて、より一層緊密な体制をとるべきだと思うんです。

 特に高齢者が増えてくる中で、それがミスにつながれば大変なことになる。付け加えると今回の事件は大きな全焼という形ではなかったんだけれども、ある分団は火元を通り越していって再度消防車が戻ってきて、その消火に携わるというようないう事件にもなっているわけです。

 私自身もそういう事例を発生したという声を聞いてみてなるほどなという認識にたったわけです。総務課長が言ったように、個人情報をとやかくいう以前にやっぱり町行政として的確に戸籍では把握しているわけですから、そういう環境をとってもらいたいと思いますけれども改めてそういう点でいかがかお伺いいたします。

○総務課長(疋田英夫君) 
 1回目の答弁でも申し上げましたとおり、消防行政を預かる上ノ国消防署の方には町と連携を図りながら十分そういう情報についてはお互いやりとりできるように検討していきますのでご理解願いたいと存じます。


質問・尾田議員
2、上ノ国町消防団組織の再編は必要ないのか。

 町内各地域の高齢化に伴い、各消防分団の予消防体制の強化が重要でありますが、厳しい社会経済情勢の中において、若い消防団員の充足を図ることが厳しい状況にあります。
 分団組織を今後現状のまま維持されていくのか。また、分団の再編整備の必要がないのか。

答弁・工藤町長
 次に2点目、「上ノ国町消防団組織の再編は必要ないのか」のご質問であります。

 檜山広域行政組合上ノ国消防署からの報告によりますと、団員定数125人に対して平成21年11月末現在の団員数は112人でしたが、平成23年3月現在では120人に団員が増加しているとのことであります。

 しかしながら、一部の分団以外では、出稼ぎや高齢化、また消防団活動の中での特に大会や訓練への参加が面倒である等のます。
消防団幹部会議では、5年後、10年後を見据えた中で現行体制も含め、また必要がある場合には分団統合や再編も踏まえ、平成23年度中に消防団としての改正案を決定すると伺っております。





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Posted by おだっちの菜の花油 at 18:55│Comments(0)議員活動
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