さぽろぐ

日記・一般  |その他北海道

ログインヘルプ


2011年07月17日

 古井戸から絶滅危惧種 シマチスジノリ




       古井戸から絶滅危惧種 シマチスジノリ
       八重山初発見


 【波照間島=竹富】波照間島にある竹富町指定史跡の「シムスケー(古井戸)」に、絶滅が危惧されているチスジノリ属の淡水産紅藻類が生息していることが16日までに分かった。環境省のレッドデータブックで「絶滅危惧I類」に分類されている「シマチスジノリ」の可能性が高い。八重山でチスジノリ属の生息が確認されるのは初めて。

 県水産海洋研究センター石垣支所の岸本和雄研究員らが研究を進めており、9月にも研究結果をまとめ、学会で発表する予定だ。県レッドデータブック作成分科会の久場安次委員も調査を行い、シマチスジノリの可能性が高いことを確認した。

 シムスケーは島民が水不足と飢えに苦しんでいた時、1頭の牛が水源を掘り当てたという伝説が残る井戸。現在も豊年祭で使う水を採取するなど島民にとって神聖な場所となっている。

 地域住民によると、シムスケーのチスジノリは昔から生えていた。地元で食するなどの活用はなく、方言名は付いていない。

 県内では那覇市の識名園に生息するシマチスジノリが国の天然記念物に指定されているほか、今帰仁村天底のシマチスジノリも県指定の天然記念物に指定されている。宮古島でもシマチスジノリの変種が見つかっている。

 岸本研究員は「まだ断定できないがシマチスジノリだろう。保護のためにも今後も神聖なシムスケーを大切に管理していく必要がある」と話した。(稲福政俊)

(2011年7月17日(日)9時43分配信 琉球新報) 





   お読みになりましたらぜひクリックをお願いします。
   にほんブログ村 地域生活ブログ 北海道情報<br />
へ


あなたにおススメの記事

同じカテゴリー(環境・自然)の記事画像
北海道 明日にかけて200ミリ近い大雨の恐れ
中毒性が高すぎる焼きナスの作り方
無農薬の田にタガメ 「絶滅危惧」脱出に光明 羽生
trattoria ottimo - トラットリア・オッティモ
知床のブリ急増、本州の「寒ブリ」に迫るブランドに…
牛のふんから水素を製造
同じカテゴリー(環境・自然)の記事
 北海道 明日にかけて200ミリ近い大雨の恐れ (2022-06-28 16:41)
 中毒性が高すぎる焼きナスの作り方 (2022-06-23 11:06)
 無農薬の田にタガメ 「絶滅危惧」脱出に光明 羽生 (2022-06-23 10:59)
 trattoria ottimo - トラットリア・オッティモ (2022-05-21 06:16)
 天の川融雪 (2022-03-27 19:43)
 知床のブリ急増、本州の「寒ブリ」に迫るブランドに… (2022-03-09 16:22)
Posted by おだっちの菜の花油 at 12:03│Comments(0)環境・自然
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。
削除
 古井戸から絶滅危惧種 シマチスジノリ
    コメント(0)