2011年08月03日
海外流出の要因は「円高」
海外流出の要因は「円高」
=企業の5割が回答―帝国データ調査
帝国データバンクが3日発表した「産業空洞化に対する意識調査」によると、企業の5割が海外流出の加速要因に円高を挙げ、急激な為替変動を警戒する姿があらわになった。調査は7月19日~31日に実施。ほぼ全業種の大中小1万1006社から回答を得た。
調査では76.5%の企業が「産業空洞化の懸念がある」と回答。特に精密機械や自動車など製造業(2510社)では「懸念あり」が8割を超えた。目立つ流出先エリアは「アジア」が8割超で欧米(1.6%)を圧倒した。
海外流出の加速要因では「円高」が49.2%で首位。1ドル80円を超えた7月中旬以降の円高を背景に、調査対象からは「円高が落ち着かなければ、空洞化は避けられない。政府の介入が求められる」(石油化学品製造)などの声も出た。
円高に次ぐ要因では「高い人件費」が39.5%、原発事故を端緒とした電力不足から「エネルギー供給問題」も37.9%に上った。
(時事通信 8月3日(水)17時0分配信)
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Posted by おだっちの菜の花油 at 19:19│Comments(0)
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