2011年08月10日
特産・山城タケノコで焼酎開発 地域活性化へ
特産・山城タケノコで焼酎開発 地域活性化へ
京都府木津川市山城町の石材店社長がこのほど、京都市伏見区の酒造会社などと協力し、特産のタケノコを使った「京筍(たけのこ)焼酎 山城」を開発した。「甘みがあり、タケノコの風味も残した仕上がり」といい、10日から販売を開始した。
企画したのは山城町綺田の丸八石材社長、岡光洋さん(44)。他県の友人がまちおこしで焼酎開発や野菜作りに取り組んでいることに刺激を受け、地元で酒などを販売する梅本本店社長の梅本好成さん(56)=山城町平尾=に相談。紹介された伏見区の酒造会社、北川本家と協力し、約4カ月かけて開発した。
試作を重ね、タケノコと米こうじを発酵させ、蒸留後に竹炭でろ過する製法にたどり着いた。原料のタケノコも竹炭も地元の生産者や森林組合の手によるものだ。「山城」は720ミリリットル入り3千円(税込み)。10日に山城町で試飲会を行い、丸八石材や梅本本店、近隣の一部飲食店で販売を始めた。
岡さんは「多くの人に飲んでほしいので、独特の風味をどの程度残すか、何度も試飲した」と振り返り、「地域経済が弱体化する中、活性化への第一歩として作った。今後は竹製ケース開発や、おつまみになるタケノコチップ作りにも挑戦したい」と意気込む。
地元の山城町商工会も後援し、藤原久博会長は「新規事業のモデルとして、他の人が新しい取り組みを始めるきっかけになれば」と期待を寄せる。
問い合わせは、梅本本店TEL0774(86)2501へ。
(2011年8月10日(水)15時0分配信 京都新聞)
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Posted by おだっちの菜の花油 at 15:34│Comments(0)
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