2011年08月12日
火葬続く被災地 「仮埋葬」の遺体、順次
<東日本大震災>
火葬続く被災地 「仮埋葬」の遺体、順次
東日本大震災から5カ月が過ぎたが、土葬(仮埋葬)された犠牲者が今なお火葬の日を待っている。津波で大きな被害を受けた宮城県では、震災直後、火葬が追いつかず、2108体を仮埋葬せざるを得なかった。
各自治体は順次、火葬しているが、県によると、遺体をすべて荼毘(だび)に付すには10月末までかかるという。
宮城県東松島市では1043人が遺体で見つかり、このうち369体が仮埋葬された。身元不明の11体を含め、今も74体が土の中で眠るが、市内で火葬できるのは1日2体に限られるという。
同市野蒜の会社員、阿部大祐さん(32)の長男龍之介君(当時7歳)も仮埋葬された。阿部さんは9日、火葬するため小さな遺体を掘り出し、ひつぎに納めた。「いつまでもこのままでいたい。燃やしたくない」とつぶやき、白い布にくるまれたわが子をじっと見つめた。【丸山博】
(毎日新聞 8月12日(金)20時38分配信)
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Posted by おだっちの菜の花油 at 20:51│Comments(0)
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