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2011年08月14日

<原発>若狭湾岸で過去の大津波調査



   <原発>若狭湾岸で過去の大津波調査…関電など方針   

 福井県内で原発14基を運転する関西電力など3電力事業者は、原発が集中立地する若狭湾岸で過去に大津波がなかったかボーリング調査を実施する方針を決めた。

 これまで「若狭湾では津波による大きな被害の記録はない」と説明してきたが、東京電力福島第1原発事故を受け、過去の大津波の有無を再検討する。

 調査するのは関電と、敦賀原発を運転する日本原子力発電、高速増殖原型炉「もんじゅ」を運転する日本原子力研究開発機構。

 同県若狭、美浜両町にまたがる三方五湖の湖底や周辺をボーリング調査して堆積(たいせき)物を採取し、津波の痕跡を調べる。若狭湾岸の中央に位置する三方五湖は湖底に過去の地層が状態良く残っており、過去の津波の発生状況が分析できるという。

 若狭湾岸では、1586年の天正大地震で大津波が起きたと示す記述が、ポルトガル人宣教師ルイス・フロイスが記した「日本史」などにある。関電などは文献の存在を把握していたが、天正大地震が内陸部の岐阜県で発生したとする「日本被害地震総覧」(東京大学出版会)の記述を採用してきた。

 しかし、今年6月に国の中央防災会議が「一度想定した地震・津波についても、最新の科学的知見を取り入れて適宜見直すことが不可欠」と提言したことなどを受け、調査実施を決めた。【安藤大介】

 (毎日新聞 8月14日(日)13時55分配信)




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Posted by おだっちの菜の花油 at 18:20│Comments(0)
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