2011年08月26日
「日本政治の安定」求める―中国共産党・政府
「日本政治の安定」求める
=対中感情の好転狙う―中国共産党・政府
【北京時事】中国共産党・政府は、26日の菅直人首相の退陣表明を受け、日中関係の強化のためには日本の政局の安定が欠かせないとみて、次期首相に期待をつないでいる。
26日の新華社電は「菅直人首相は5年間の5人の首相のうちで在任期間が最も長かった」と、頻繁に入れ替わる首相を皮肉った。中国政府幹部は日本に対して「政治の安定」を第一に求め、「そうなれば外交日程も動くだろう」と漏らした。
日中首脳の相互訪問で、今年は日本の首相が公式訪中する順番に当たっている。
今夏に日本で予定された日中閣僚級による「ハイレベル経済対話」の日程についても、退陣表明した菅首相が居座ったため、見通しが立たず、日中関係は停滞を余儀なくされた。
中国側は、昨年9月の中国漁船衝突事件で悪化した日本人の対中感情をどう好転させるかを考えている。5月に来日した温家宝首相は宮城、福島両県で被災者と交流し、日中で人気のSMAPとも面会。
9月のSMAP北京公演を民間交流の切り札にしたい意向だ。中国政府は「民衆に照準を合わせた外交を一層、本格化させている」(中国人研究者)との見方が強まっている。
(時事通信 8月26日(金)18時2分配信)
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Posted by おだっちの菜の花油 at 18:40│Comments(0)
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