2011年08月28日
海江田氏リード、過半数は微妙
海江田氏リード、過半数は微妙
=前原、野田、鹿野氏追い上げ―新代表29日選出
菅直人首相の退陣に伴う民主党代表選は29日投開票される。各陣営と党所属国会議員の動向取材によると、海江田万里経済産業相(62)がリードを維持し、前原誠司前外相(49)、野田佳彦財務相(54)、鹿野道彦農林水産相(69)の3氏が2位をうかがう展開だ。
海江田氏が1回目の投票で過半数を得られるかは微妙な情勢で、上位2人による決選投票を視野に2位以下の陣営による連携を模索する動きが本格化した。
海江田氏は、小沢一郎元代表と鳩山由紀夫前首相の支援を受け、28日の時点で海江田氏に投票の意向を示しているのは約120人に上る。ただ、両グループから他候補支持に回る議員もおり、全体を固め切れていない。
菅政権を支えた主流派の前原氏は自身のグループを中心に、野田氏は岡田克也幹事長らの支援も得て、それぞれ40人強を固めた。両氏は支持基盤が重なり、陣営内からは「2人とも伸びしろは少ない」との見方も出ている。鹿野氏はベテランらの間で支持を伸ばしており、前原、野田両氏を追い上げている。
馬淵澄夫前国土交通相(51)は推薦人20人の上積みを目指すが、上位に食い込むのは厳しい状況だ。
羽田孜元首相、樽床伸二元国対委員長、旧社会党系の各グループ(いずれも約20人)は自主投票で臨む見通しだ。
態度未定はなお約140人に上るとみられ、情勢は混沌(こんとん)としている。各陣営とも、海江田氏の1位は動かないものの決選投票は必至とみており、他陣営の議員に「2回目はこちらに投票してほしい」と幅広く支持を訴えている。
前原、野田両陣営では小沢氏の復権を警戒し、2位以下が連携して海江田氏の当選阻止を目指す動きもある。
(時事通信 8月28日(日)17時53分配信)
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Posted by おだっちの菜の花油 at 18:46│Comments(0)
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