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2011年08月29日

識者が見る“新首相”顔も「重厚」安定感、家計に厳しい政権



    識者が見る“新首相”
     顔も「重厚」安定感、家計に厳しい政権
     

 間もなく誕生する「野田首相」を識者やコメンテーターはどう見ているか。

 パフォーマンス学が専門の佐藤綾子日大教授は、野田氏の投票前の演説に着目。「しゃべるスピードが平均より少しゆっくりで落ち着きを感じる。原稿を読まなかったことで、聴いている人に自信と安定感を感じさせた。感情任せで泣く海江田氏とは対照的だ」と話す。

 内容についても、「政治の専門家なのに専門用語を使わず、『ノーサイド』『全員野球』などと高校生でも分かる単語で訴えかけた」として、“国民目線の首相”と評価した。

 「今の非常時に人気投票で選ばれたようなイケメン、パフォーマンス型の首相はいらない。その点、顔も“重厚”だし、安心感がある」と期待を込めるのは漫画家のやくみつるさん。「菅首相とは異なり、適材適所に人材を配して『責任は自分が取る』というタイプ」とみる。

 演説では「学生時代は柔道部でしたが、当時も今も寝技は苦手」と冗談を交えた野田氏。やく氏もこの点について「小沢グループの一部を入閣させて逆に取り込むとか、したたかな戦略が練れるかは未知数」とした。

 一方、野田氏に危機感を示すのは経済ジャーナリストの荻原博子さん。野田氏が掲げる増税路線は「国民からお金を取ることしか考えていない」と見える。「家計に厳しい政権になるだろう。少なくとも消費税の増税は考え直してもらいたい」と注文をつけた。

  (産経新聞 8月29日(月)20時53分配信)





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Posted by おだっちの菜の花油 at 21:18│Comments(0)
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