2011年10月05日
地震発生前から吠えて騒いだ犬には予知能力がある?
地震発生前から吠えて騒いだ犬には予知能力がある?
大津波から人間を救った「3.11犬の奮闘記」
9月の半ばに入った宮城県女川町は、辺り一面が雑草に覆われていた。夏の間までとくに芽吹きに気づかなかったのは、津波がもたらしたヘドロが、いくぶん雑草の勢いを削いだせいだったのだろうか。
しかし、よく見れば、草が全く生えない場所もあり、所々に家の土台がのぞいて、まだら模様となっている。高台から遠目に見たかつての住宅街は、やわらかい緑色の景色となり、3.11から時の止まったような被災地で、かろうじて時の流れを感じさせた。
東日本大震災後、筆者が女川に入ったのは、4月上旬だった。石巻や牡鹿半島の取材を経て、様々な壊滅的な状況を目にしていたが、女川の津波の威力のすさまじさには衝撃を受けた。
鉄筋コンクリートのビルがいくつも、箱の形のまま、サイコロのようにゴロゴロと転がっていた。そこは、あまり色を感じない世界だった。街道沿いの住宅街には、行方不明の家族を探す人や、思い出を探す人、あるいは土台だけになった家の場所に、毎日足を運ぶ人々がいた。
女川町の被害は、9月27日現在で、死者・行方不明者を合わせて900人ほどとなっている。町の約1割が犠牲になった。
2011年10月5日(水)10:30 ダイヤモンド・オンライン
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Posted by おだっちの菜の花油 at 10:59│Comments(0)
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