2012年02月23日
「観光は本当に地域の未来を拓くか・・・」
「観光は本当に地域の未来を拓くか・・・」檜山管内町村議員研修会開催
檜山管内町村議町会主催の平成23年度檜山管内町村議員研修会が
管内厚沢部町で開催され各町議員と議会事務局職員ら
70人余りが出席して開催されました。
平成23年度檜山管内町村議員研修会で開催の挨拶を行う、
管内町村会議長若狭上ノ国町議会議長

「東日本大震災後の地域産業振興」について講演する
関 満博明星大学経済学部教授

3月11日釜石市内での講演に行き、
講演会開会直前に東日本大震災発生に遭遇。
避難中に津波被害等を撮影した資料を基に
「東日本大震災後の地域産業振興」について講演しました。
震災津波の甚大な被害を受けた各市町村や、企業、企業人の
復旧に向けた取り組みの姿勢や意識の強靱さを語りながら、
行政の復旧に取り組む決断力の違いが、
地域振興に大きな違いを生じていると述べました。
北海道、第一次産業が主体の農山漁村は、
食糧、原料の供給産業であっては地域の産業、振興はないとして、
一例を上げ
ソバ10aで80~90キロ収穫され、出荷して15,000円余りよりならない。
粉に曳いて売ることができると70,000円、ソバ玉にして通販すると170,000円、
ソバの店を拓いてお客さんに食べさせると470,000円。
高級日本茶を数万円のブランド商品として輸出している企業もある。
原料供給でなく如何に付加価値を付けて高収益を上げることができるのか
不断に知恵を出していくことが必要でないのかと述べました。

「観光は本当に地域の未来を拓くか?:幻想としての観光立国」と題して
講演する石森秀三北海道大学観光高等研究センタ-長・教授

石森教授は、岐路に立つ北海道は、深刻な地方の疲弊と地方公共団体の財政危機の中で、
少子化による人口減少、長寿化で地域社会の変化や産業構造の変化、
不安定な第一次産業の未来は、TPPの行き方等で特に北海道は危惧される。
てあるが、日本一でっかい北海道、日本一の食糧自給率、世界に誇れるパウダ-スノ-、
低酸素化(グリ-ン化)、のメッカとしての北海道であり、「独り勝ち」できる北海道である。
資源に恵まれた大地、自然の宝庫、食材の宝庫、四季・風景・景観のすばらしさ、
温泉天国等々五感で幸せを感じられる大地の北海道である。
観光立国の時代、観光を巡る地殻変動を起こしている。
これまでの政界・財界・官界・マスコミ界・学界における観光軽視、蔑視は、
観光業の観光予算に端的に表れている。
ジェット戦闘機1機約120億円にも及ばない101億円(2011年)
21世紀は「自立的観光時代」であり、
団体旅行から「個人・夫婦・家族・小グル-プ旅行」になり、
観光重視(視覚重視)から「感幸(五感重視)」・「歓交(交流重視)」、
観光の量から観光の質重視となっている。
観光分野への公的予算がきわめて少なく、
観光分野の専門的人財(プロフェッショナル)が著しく不足している。
観光協会長は地域の老舗の女将では、
自分の店の厳しい状況等から
新たな発想や行動が生まれてこない。
若い世代にその任を任せれなければだめ。
事務局長は行政の天下り職員では、行政的発想より生まれてこない。
このような実態では地域の観光振興などできるはずがない。
行政による口先だけの「広域連携」ではなく、
地域の「知の拠点」として、大学=民産官学の協働の要とすること。
歳月をかけても、「民産官学の協働」で自律的に
地域資源の持続可能な活用を図っていくことが重要ですと結びました。(要約)

お読みになりましたらぜひクリックをお願いします。

週明けの今日遠く九州から電話
日本にいられない」小室圭さん〝NY就職〟の必然
小学校の入学式に出席します。
文化功労賞堀井巌氏ら平成26年度上ノ国町教育・文化・スポ-ツ表彰受賞
上ノ国町選挙公報の発行に関する条例
尾田孝人議員が届出した一般質問の質問事項です。
日本にいられない」小室圭さん〝NY就職〟の必然
小学校の入学式に出席します。
文化功労賞堀井巌氏ら平成26年度上ノ国町教育・文化・スポ-ツ表彰受賞
上ノ国町選挙公報の発行に関する条例
尾田孝人議員が届出した一般質問の質問事項です。
Posted by おだっちの菜の花油 at 09:49│Comments(0)
│議員活動
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。