2012年09月29日
栄光の10年、締めくくり=吉田、鮮やか「カレリン超え」
栄光の10年、締めくくり=吉田、鮮やか「カレリン超え」―女子レスリング
吉田にとって20代最後の国際大会で、レスリング史上初の偉業を成し遂げた。五輪3連覇の金字塔を挟み、世界選手権を合わせた「13大会連続世界一」。数々の栄光で彩られたこの10年を、鮮やかに締めくくった。
その第一歩を踏み出したのは中京女大(現至学館大)2年、20歳になったばかりの2002年秋だった。女子種目初採用の釜山アジア大会を制覇。主要国際大会の55キロ級で初めて頂点に立ち、弾みをつけて11月の世界選手権で初優勝した。
それから10年。8月のロンドン五輪で、かつて男子グレコローマンスタイル130キロ級で五輪3連覇、世界選手権9連覇を果たし「霊長類最強の男」と言われたアレクサンドル・カレリン(ロシア)の最長記録「12大会連続世界一」に並んだ。
立ち止まらない吉田は、迷わず「カレリン超え」を意識。達成感が極めて大きい五輪金メダルから日が浅く、調整が難しい中、「勝ちにこだわって」カナダに乗り込んだ。
1週間後に30歳となる。4年後のリオデジャネイロ五輪を目指す吉田は新境地に入り、ターゲットへ一直線に突き進んできた従来のスタイルに、柔軟性を持たせる。一例が練習拠点。
日頃は愛知県にある母校で汗を流しているが、今後は首都圏にもその場をつくるという。自衛隊(レスリング部)や男子の強豪大学に出向くプランを描き、「楽しみながらリオまで行けたら」と表現した。無敵の女王に、円熟味が加わりそうだ。
時事通信 9月29日(土)11時0分配信
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Posted by おだっちの菜の花油 at 13:10│Comments(0)
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