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2012年10月24日

オスプレイ:暗闇に響く重低音 北部の集落旋回



        オスプレイ:暗闇に響く重低音 北部の集落旋回

 「安心して眠れない」「近くを飛ぶだけで不快だ」。米軍普天間飛行場への配備後、初めて行われたオスプレイの夜間訓練。暗闇に紛れた2機のオスプレイは、ローターの重低音を響かせながら、北部各地で訓練を繰り返し、夜の静寂を奪った。訓練が激しさを増す北部や配備先の普天間周辺の住民は不安と怒りを募らせている。

 伊江島補助飛行場にオスプレイが飛来したのは午後7時35分ごろ。同飛行場に隣接する西崎区の長嶺朝樹さん(43)は、ヘリモードのオスプレイが発する「地響きのような音」に気付いた。

 同飛行場では22日から連日、コンクリート製の大型ブロックとみられる物体をつり下げ、旋回する訓練が行われている。「音だけで姿が見えず、米軍が何をやっているか分からない。これが常態化すれば、安心して眠れない」と不安げだった。

 名護市久志と許田の間に位置するキャンプ・シュワブの着陸帯では、午後7時10分と午後8時10分に2機が別々に離着陸訓練を実施。ヘリモードで南側から着陸帯に進入し、久志集落や宜野座村松田集落の上空も旋回した。着陸帯の周囲に民家はほとんどないが、約500メートル離れた県道71号まで大きな音が響いていた。

 名護市久志区に住む森山憲一さん(70)は「近くを飛んだと思うだけで、気味が悪く不快。米軍は住民が望まない所に基地は置かないというが、県民はオスプレイを望んでいない。一日も早く撤去してほしい」と語気を強めた。

 金武町のブルービーチ訓練場や、同町と宜野座村にまたがる米軍キャンプ・ハンセンでもオスプレイが確認された。

 午後8時40分ごろ、金武町のブルービーチ訓練場近くで同僚らとバーベキューをしていた男性(26)は、オスプレイが同ビーチ周辺を旋回したのを目撃。「大きな音がして建物を飛び出した。夜間飛行を見るのは初めてだったので驚いた。かなり低く飛んでいて、ほかのヘリより騒音が大きかった」と話した。

 オスプレイは午後7時55分ごろ、東村高江にも飛来し、固定翼モードで低空旋回を繰り返した。

 ヘリパッドいらない住民の会の高橋昌弘さん(41)は「米軍は県民の声を無視し、訓練を続けている。固定翼モードはCH46より静かかもしれないが、夜の高江では音が響いていた。民家上空を飛んだようにも見え、危険なオスプレイの訓練に不安は尽きない」と憤った。

沖縄タイムス 10月24日(水)9時45分配信






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Posted by おだっちの菜の花油 at 15:05│Comments(0)
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