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　　　　　　　所信表明拒否へ　参院で史上初、野党一致

　自民党は２６日の参院与野党国対委員長会談で、２９日に召集される臨時国会で野田佳彦首相の所信表明や代表質問に一切応じない方針を提案し、他の野党も同調した。

　参院では野党が多数を占め、自民党が本会議の日程を決める参院議院運営委員長ポストを握っているため、所信表明は行われない見通しだ。参院だけ所信表明演説を行わないことになれば初めてのケースとなる。

　野党の参院国対委員長会談では、予算委員会を開催するよう与党に求めることで一致した。

　一方、衆院議院運営委員会は２６日の理事会で、２９日に首相の所信表明演説を行うことを、委員長臨時代理の高木義明元文部科学相の職権で決めた。野党は「環境整備ができていない」と理事会を退席した。

　民主党は理事会で、３１、１１月１日両日に各党代表質問を行うことも提案。しかし、自民、公明両党は首相が「近いうちに国民の信を問う」と約束したことなどを踏まえ「応じられない」と反発した。

　自民党は所信表明演説と代表質問には応じず予算委員会から出席し、田中慶秋前法相の辞任に関する首相の任命責任などを追及する方針だ。

産経新聞 10月27日(土)7時55分配信






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