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2012年12月14日

小沢王国、異例のテコ入れ…最終日まで張り付き



           小沢王国、異例のテコ入れ…最終日まで張り付き

 日本未来の党の小沢一郎氏は13日、地元・岩手県での「つじ立ち」に一日を費やした。

 同党の新人が出馬した岩手3区で10分程度の街頭演説を頻繁に繰り返しながら、大船渡市、釜石市など東日本大震災で津波に襲われた沿岸部を北上した。

 午後、約350人が暮らす釜石市天神町の仮設住宅で、高齢の女性支持者から「しばらくです」と声がかかると、小沢氏は腰を落とし、女性の手を両手でしっかりと握りしめた。

 選挙戦での圧倒的な強さから「小沢王国」と呼ばれる岩手で、小沢氏自身がテコ入れするのは珍しい。これまで地方議員や秘書、家族任せにしてきたが、今回は12日から選挙戦最終日の15日まで基本的に岩手に張り付く。自らの岩手4区にも入る予定で、小選挙区制導入後、初めての光景だ。

 「我々が皆さんに言ったことをまっすぐ筋道を通してやらなくてはいけないと、新しい党を作った。民主主義はやっぱり、数だから、私一人でできるわけではない。大勢の同じ気持ちを持った人が国会に出てくれないといけない」

 街頭演説で小沢氏は、民主党を離れて「国民の生活が第一」を結成しながら、選挙直前で未来の党に合流した説明に追われた。しかし、第3極結集として「起死回生」だったはずの未来の党の党勢は、なかなか上向かない。

 1993年に自民党を離党して以降、常に政界再編を唱え、政局の中心に居続けることで「剛腕」と呼ばれる小沢氏だが、7党目となる未来の党で神通力の衰えも指摘されている。

 小沢氏は13日、長年の側近から、「首相官邸前の反原発デモに参加すべきだ。岩手にこもっても、首都圏などで戦う側近たちの選挙にプラスにならない」と進言され、14日夜だけ上京して、デモに参加することを決めた。

 もっとも、小沢氏が議員生活43年をかけて築いてきた「王国」の守りにこだわる姿勢に変わりはない。小沢氏側近は「永田町でも特異な政治パワーの源泉は、自分の選挙区だけに限らず、県全体に広げた選挙基盤があるからだ」と語る。

 小沢氏はこれまで、選挙を知り尽くす地域の人材と組織をまるごと引き連れて党を移ることで王国を維持してきた。しかし、今回は岩手県4小選挙区で前議員2人が反旗を翻した。王国の基盤に大きな亀裂が走り、陣営には危機感が広がっている。

 小沢後援会連合会の小笠原直敏会長は、こう訴える。

 「小沢先生は岩手を代表し、将来の日本を左右する政治家として戦ってもらわなければならない」

読売新聞 12月14日(金)10時14分配信






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Posted by おだっちの菜の花油 at 14:54│Comments(0)
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