2012年12月14日
<北朝鮮ミサイル>金正恩氏、発射に立ち会い「誇らしい」
<北朝鮮ミサイル>金正恩氏、発射に立ち会い「誇らしい」
【釜山・米村耕一】北朝鮮の朝鮮中央通信は14日、同国が「人工衛星打ち上げ」と称して事実上の長距離弾道ミサイルを発射した12日午前、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が発射を直接命令し、平壌郊外の衛星管制総合指揮所を訪れて発射の全過程に立ち会ったと報じた。
金第1書記は発射後、「国の科学技術と経済を発展させるため今後も人工衛星の打ち上げを引き続き進めなければならない」と強調した。
金正日(キム・ジョンイル)総書記(昨年12月死去)の遺訓とされる今回の「人工衛星打ち上げ」を、金第1書記が主導して成功させたと強く印象づけることで、体制の求心力を高める狙いがあるとみられる。
同通信によると、金第1書記は12日午前8時(日本時間同)、直筆による発射命令を出した後、叔父の張成沢(チャン・ソンテク)国防副委員長や、軍需工業担当とみられる朴道春(パク・ドチュン)朝鮮労働党書記らを伴って同9時に指揮所に入った。
発射の準備状況を確認した後、金第1書記が「打ち上げ命令」を出すと、「衛星運搬用ロケット」は9時49分46秒、「力強く上がった」という。
金第1書記は打ち上げ後、成功に満足感を表しながら「科学技術的に難しい寒い冬だったが、大成功を収めた。誇らしい快勝だ」と語ったという。
北朝鮮は09年4月にも「人工衛星打ち上げ」名目でミサイルを発射して「成功した」と主張している。この際、金総書記が衛星管制総合指揮所で「打ち上げ」を視察、後継者だった金正恩氏も同行していたとされる。
毎日新聞 12月14日(金)10時20分配信
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Posted by おだっちの菜の花油 at 14:54│Comments(0)
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