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2012年12月25日

<中沢啓治さん死去>核のない世界を空から願う



        <中沢啓治さん死去>核のない世界を空から願う 遺族が談話

 漫画家で「はだしのゲン」作者の中沢啓治さんの死去を受け、遺族一同が報道各社に寄せた「逝去のお知らせ」は次の通り。

 1973年には代表作となった「はだしのゲン」の執筆を始めました。「はだしのゲン」は文字通り中沢の分身でした。

 その「はだしのゲン」が18カ国語(翻訳中含む)に翻訳され、欧米、アジアなど多数の国で出版ないし出版準備が進められていることを中沢は心から喜び、「はだしのゲン」が生み出す国際世論が核兵器廃絶の力となることを願っていました。

 網膜症と白内障のため筆が執れなくなり、09年に引退宣言。10年には肺ガンの告知を受けて手術。以後、入退院を繰り返し、一時は危篤状態に陥ったこともありましたが、その都度、不死鳥のように蘇ってくれ、原爆の証言活動を続けて来ました。命の重さ、生きることの大切さを身をもって示してくれたと感じています。「原爆に負けてたまるか、この目で原爆の最後を見届けてやる」の一念だったのだと思います。

 無念にもこの度は病に勝てませんでした。死去の前日、新刊の「はだしのゲン わたしの遺書」(朝日学生新聞社刊 12月20日発行)が手許に届き、それを見届けるような旅立ちでした。ガン患者とは思えない穏やかな死でした。あの愛くるしい表情が今にも蘇って来そうな気がします。

 いま中沢は星となり、ゲンと共に空から核兵器のない平和な世界の出現を願っていることと思います。私たち遺族は中沢の願いが叶うことを信じ、その一助となれるよう頑張って生きていきたいと考えております。(一部抜粋)

遺族一同

毎日新聞 12月25日(火)13時33分配信





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Posted by おだっちの菜の花油 at 19:36│Comments(0)
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