さぽろぐ

日記・一般  |その他北海道

ログインヘルプ


2012年12月28日

大津いじめ 問われた現場の隠蔽体質…国に強権求める声も



        大津いじめ 問われた現場の隠蔽体質…国に強権求める声も

 大津市の中2男子自殺でいじめが全国的にクローズアップされたが、学校現場でのいじめを苦にした自殺は、過去に何度も社会問題となり、そのたびに国は、いじめ調査方法の見直しや、通知を出すなどの後手の対策を繰り返してきた。

 平成6年に愛知県西尾市の中2男子自殺が社会問題化。当時の文部省はいじめの定義を見直し、「いじめられた子供の立場から見る」とした。

 18年には北海道滝川市の小6女児が自殺したのを機に、いじめ調査を「発生件数」ではなく「認知件数」に変更した。

 だが、「認知件数」の調査は、社会問題化するたびに急増し、関心の低下に伴って減る傾向にあり、初めて調査した昭和60年度は15万5千件以上報告されたが、翌年度は3分の1になった。

 大津市の生徒自殺を受けた緊急調査では、今年上半期だけで平成23年度1年間の2倍以上となる14万件超が報告された。

 大津の問題では、教育委員会と学校側の隠蔽(いんぺい)体質も問われたことを受け、文部科学省はこれまでの対応が「現場任せ」だったと反省。

 9月に、いじめの重大案件を国に速やかに報告させることをルール化するなど、国と現場の連携強化を柱とするいじめ対策を発表した。

 しかし、それでは不十分で、国に「是正の指示」という強権の発動を求める声もある。地方教育行政法に規定された文科相の権限で、教委に法令違反や怠慢があれば、法的に是正を求めることができる措置だ。

 いじめで自殺した子供の遺族らでつくるNPO法人「ジェントルハートプロジェクト」(川崎市)の理事、小森美登里さん(55)は「是正の指示で教委と学校の体質を改善しない限り何も変わらない」と話す。

産経新聞 12月28日(金)11時21分配信






  お読みになりましたらぜひクリックをお願いします。
   にほんブログ村 地域生活ブログ 北海道情報   へ

あなたにおススメの記事

Posted by おだっちの菜の花油 at 14:32│Comments(0)
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。
削除
大津いじめ 問われた現場の隠蔽体質…国に強権求める声も
    コメント(0)