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2014年04月04日

小保方さんvs理研 法廷バトルなら「10年戦争」に突入か




     小保方さんvs理研 法廷バトルなら「10年戦争」に突入か

 泥沼の法廷闘争に突入しそうだ。新たな万能細胞「STAP細胞」の論文問題で、理化学研究所の調査委に「捏造(ねつぞう)」と断じられた小保方晴子研究ユニットリーダー(30)の代理人弁護士が2日、小保方さんが「論文撤回に同意したことは一度もなく、取り下げるつもりはない」などと話していることを明らかにした。

 クロ判定に「到底容認できない」とカンカンの小保方さん。来週前半にも理研に対して調査結果の不服申し立てを行い、その後、“怒りの弁明会見”を開く予定という。

「小保方さんが何を話すのか。理研幹部は戦々恐々としていますよ。改ざん、捏造とされた画像データの切り貼り、使い回しの理由はもちろん、『ネイチャー』論文の構成は一体、誰の指導でまとめたのか。不正に手を貸した研究者は他にいなかったのか。理研内部の管理体制やパワハラ、セクハラの有無など、洗いざらい暴露されたら、クビが吹き飛ぶ理研幹部は1人や2人では済まないでしょう」(科学ジャーナリスト)

「窮鼠猫を噛む」とはこのことだ。

 もっとも小保方さんからすれば当然のことで、今回の「捏造認定」を黙って受け入れれば、研究者人生は終わりだ。自らの手でSTAP細胞の存在を立証する道も閉ざされる。なりふり構わず「反撃」に出るのは容易に想像がつくし、法廷闘争の長期化も覚悟しているだろう。

■「ない」の証明は困難

 訴訟手続きに詳しい筑波大大学院教授の大野正道弁護士は「ヘタをすれば裁判は5~10年かかるかもしれません」と言い、こう続ける。

「理研は泥沼裁判に引きずり込まれるでしょう。存在しない事実を裁判で証明するのは限りなく難しい。理研にとって『STAP細胞』は存在しない、という証明は簡単ではありません。1年かけてSTAP細胞の再現を試みるというが、仮にできなかったとしても“ない”ことの証明にはならない。小保方さん側は『もっと時間をかければできる』『再現できない理研の能力不足』などと反論するかもしれません」

「世紀の大発見」が2カ月後には法廷闘争なんて誰が予想しただろうか。STAP細胞を大々的に広報し、小保方さんを“トリックスター”に仕立て上げた理研にも大いに責任がある。

「若い研究者を裁判で白黒つけるまで追い詰めるようなやり方が果たしていいのか。研究者の育成体制を含め、理研の管理能力の乏しさが今回の事態を招いたのです」(前出の大野正道弁護士)

 理研もSTAP細胞の再現だけでなく、今回の問題をきちんと検証し、ウミを出すべきだ。

2014年4月4日(金)10時26分配信 日刊ゲンダイ(日刊ゲンダイ2014年4月3日掲載)


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Posted by おだっちの菜の花油 at 20:33│Comments(0)
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