2014年05月26日
避難者に賠償仮払い=原発事故で初、月40万円―京都地裁
避難者に賠償仮払い=原発事故で初、月40万円―京都地裁
東京電力福島第1原発事故で、福島県郡山市から京都市に自主避難した元会社経営の男性が、東電に賠償金の仮払いを求めた仮処分申請について、京都地裁(佐藤明裁判長)は26日までに、月40万円を支払うよう東電に命じる決定を出した。原告側によると、原発事故の避難で賠償金の仮払い決定が出たのは初という。
原告側によると、40代の男性は妻と子ども3人と避難。原発事故を原因とする心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断され、就労が困難になった。男性は昨年5月、東電を相手に1億3000万円の損害賠償を求め提訴。昨年12月には、生活維持のため月60万円の仮払いを求め、仮処分を申し立てていた。
決定は、男性が休業によって受けた損害と原発事故の因果関係を認め、今月から来年4月まで月40万円を仮払いするよう命じた。決定は20日付。
原告代理人の井戸謙一弁護士は「訴訟を起こしたくても時間がかかるため、低い賠償金を受け取らざるを得ない人が多い。今回の決定で東電と闘う道筋を開いたと思う」と話している。
時事通信 5月26日(月)19時45分配信




Posted by おだっちの菜の花油 at 20:15│Comments(0)
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