2012年06月12日
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陸上でアワビ養殖 秋田・八峰で今秋から操業
陸上でアワビ養殖 秋田・八峰で今秋から操業
アワビ養殖事業を手掛ける日本白神水産(東京)が、秋田県八峰町にアワビの陸上養殖施設を建設し、今秋操業を開始することになった。
養殖施設は床面積約9000平方メートル。同町八森にある旧青少年の家の敷地内に建設し、養殖用の水槽を入れたコンテナ(長さ12メートル、幅2.7メートル、高さ3メートル)を36基並べる。年間を通して水温を一定に保つことでアワビの成長速度が倍に上がり、年間200万個を生産できるという。
近くにふ化育成施設(約1万1000平方メートル)を建設し、卵から約7センチの大きさになるまで育てる。両施設は7月に着工し、10月に操業開始の予定。投資額は約10億円。アワビのふ化、育成から加工まで一貫して手掛ける予定で、フル操業となる4年後には従業員は17人規模となる。
同社によると、東日本大震災で太平洋側のアワビ養殖施設が大きな被害を受けたことから、アワビの保全とリスク分散が必要と考え、進出を決めたという。菅原一美社長(65)は「被災した養殖業者には、地元以外でアワビを販売する余力はほとんどない。陸上養殖で全国のアワビ需要に応えたい」と話している。
河北新報 6月12日(火)6時10分配信
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Posted by おだっちの菜の花油 at
08:39
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