2013年12月12日
町所有風力発電所1基廃止へ

平成11年3月町内大崎地区に8億8千万円の事業費で、
アワビ中間育成施設として建設され、
種苗育成環境を図るヒ-トアップ式循環システムの
冷却加温の熱エネルギ-源として
風力発電所2基(1基KW)を平成10年11月に
3億3千5百万円で建設されました。
同発電所は建設から15年目を迎えています。
この間たびたび落雷や強風による故障が発生していますが、
道内に設置されている他の風力発電所と比較して、
発電率が20数%以上発電効率を維持し、
道内でもトップクラスの発電所となっています。

さる6月、発電所1基が風車羽の高速軸の温度が
高温警報を発生運転を停止し、三菱重工(株)に状況を報告。
同社から技師が町さて件を行った結果、
増速機の交換と付帯部品の交換も行わなければ
再稼働が困難な状況であることが明らかになりました。
同機材を交換することになると
約7000万円の工事費が必要となったため、
町長から議員協議会の開催を要請され、
その旨が報告されました。
風力発電所の耐用年数が17年間とされていることから、
約7000万円の修理費をかけ修理しても、
修理費の回収も見込めないことが予想されるとのことから、
各議員も故障の1基を廃止してもやむを得ないとの
意向が示されたため、
町長も廃棄の方向で検討していくこととなりました。



