北海道上ノ国町・天の川菜の花油工房　尾　田　孝　人

　戦後生まれの首相と持ち上げられた安倍前首相。
　「美しい国」「戦後レジュウムからの脱却」との
　スローガン政治は、
　小泉元首相から引き継いだ、
　日本の戦後歴史認識の歪曲から始まった。

　中国等を初めとした日本の侵略戦争
　教科書検定問題で
　11万人もの沖縄県民の大集会となった、
　沖縄戦で集団自決を日本軍が強制した事実を、
　日本の子どもたちに
　歴史的事実として教えることを
　封印しようとしたことに、
　親、兄弟、家族を失わされた現体験者である
　沖縄県民が怒りの叫びを上げたものである。、

　教科書検定審議会や
　首相の諮問機関としての教育再生会議等々
　自公民政権が日本の現代史を
　抹殺封印する方向へ
　どんどん雪崩をなして流れてきた今日である。

　日本の国民の多くは、
　まだまだ沖縄県民のやまれぬ叫び声を、
　わが身に置き換えて
　沖縄県民と共に声を上げようとする
　世論にはなっていない。

　戦後６２年経った今日でも、
　沖縄の米軍基地が
　アメリカの同盟国の中で最大の基地である現実も、
　これもまた
　多くの国民は他国の出来事であると
　思ってはいないだろうか。

　小沢民主党首が言うように
　米軍に油や水を海上補給すること事態、
　米軍の戦争に荷担していることになる。

　参院で多数を占めた民主党をはじめとして各野党は、
　これまでの自公民政権が、
　国民に隠匿していた国政情報を、
　国政調査権等に基づいて徹底的に明らかにし、
　今臨時国会で福田自公民政権と対峙して、
　政策論議の展開を望んでいるものである。


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