2022年03月06日
対ロ経済協力を加速させた安倍元首相の大罪 識者はバッサリ
プーチン大統領に足元みられ…
対ロ経済協力を加速させた安倍元首相の大罪 識者はバッサリ
日刊ゲンダイDIGITAL - 8 時間前
対ロ経済協力を加速させた安倍元首相の大罪 識者はバッサリ
日刊ゲンダイDIGITAL - 8 時間前
ウクライナ侵攻を受け、欧米企業が次々とロシアからの事業撤退を表明している。引き続きロシアと付き合えば、国際世論は猛反発。撤退すれば大損──。日本が難しい判断を迫られるのは、石油・LNG(液化天然ガス)開発事業「サハリン1、2」だけじゃない。北方領土交渉で「良好な関係」を築くため、安倍元首相が加速させた対ロ経済協力は「負の遺産」となりかねない。
2016年5月にロシア・ソチで開催された日ロ首脳会談で、当時の安倍首相はプーチン大統領にエネルギー開発など「8項目の経済協力プラン」を提案し、こう訴えた。
「ウラジーミルにもこれに応えて真剣に検討してもらいたい。2人で協力して日ロ関係を飛躍的に発展させたい」
14年のクリミア併合を受け、欧米各国が経済制裁を科し、ロシアにソッポを向く中の猛アタック。プーチン大統領は高い評価と賛意を示し、会談は3時間10分もの長時間に及んだ。
同年12月の山口・長門会談で、官民80件、日本側が3000億円規模の投資をすることで合意。最大規模の対ロ経済協力が発表された。
安倍氏は「今までの日ロ関係で前例のないことだ」と成果を強調し、プーチン大統領は「エネルギーはロ日協力の戦略的分野です。ロシアは日本への信頼できる炭化水素(天然ガスや石油)の供給者です」と胸を張った。
こうして政治主導のビッグプロジェクトが加速していった。
北極海のLNG事業「ヤマルプロジェクト」はクリミア問題で欧米諸国が撤退していたが、プラント建設で日揮や千代田化工、融資で国際協力銀行など日本企業が続々参入。19年からは日本向けの出荷が始まっている。
■林外相は“白旗”
23年から生産予定の北極海の「アークティックLNG2」にも、三井物産やJOGMEC(石油天然ガス・金属鉱物資源機構)が参画している。本契約の署名式は、わざわざ19年6月のG20大阪サミットの日ロ首脳会談に合わせて行われた。
国際ジャーナリストの春名幹男氏はこう指摘する。
「ヤマルもアーク2も場所は北極海です。欧州向けのLNG供給には寄与しますが、遠い日本にはあまりメリットがないものでした。北方領土問題に前のめりの安倍首相の足元を見て、プーチン大統領が日本から資金や技術をうまく引き出したと言えるでしょう」
もともと、両プロジェクトは安倍氏の政治的野心が生んだ“いわくつき”な上に、ロシアのウクライナ侵攻で行き詰まるのは必至だ。
「国際世論の目もあり、両事業を継続するわけにはいかないでしょう。撤退すれば、投資元の損失は避けられず、天然ガスも調達できない。クリミア問題で経済制裁を受けているロシアに対し、プーチン大統領の口車に乗り、過去最大規模の経済協力を進めた安倍元首相の責任は重大です」(春名幹男氏)
林外相は1日、「8項目の経済協力」について「進めていく状況ではない」と白旗を揚げた。官民の損失は巨額に膨れ上がる恐れがある。安倍元首相はどう落とし前をつけるのか。
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Posted by おだっちの菜の花油 at 15:15│Comments(0)
│国際政治
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