さぽろぐ

日記・一般  |その他北海道

ログインヘルプ


スポンサーリンク

上記の広告は、30日以上更新がないブログに表示されています。
新たに記事を投稿することで、広告を消すことができます。  
Posted by さぽろぐ運営事務局 at

2007年11月13日

形骸化しつつある政務調査

上ノ国町議会は、平成13年3月に「上ノ国町政務調査費の交付に関する規則」を制定し、同年4月から議員1人月1万円、年12万円を会派の議員数に応じて一括交付することに決定していました。
平成15年の改選後からは、各議員1人1人に交付することに規則の一部を改正し今日に至っています。

平成13~14年度は、議会で会派構成がなされていたため、ある会派では政務調査に当たって、会派で町政課題を協議する会派勉強会を何回も開き、課題解決のために先進自治体の事例を調査し、事前学習を何度も行い調査活動を実施していました。

調査実施後、更に会派で町政課題と先進自治体の事例を対比し、政務調査報告書をまとめる会議を二度三度開いて報告書を提出した後、町民報告会も開催していました。また、政務調査実施成果に基づいて会派議員が分担して一般質問などを行うなどしていました。

しかし、平成15年度以降各議員に政務調査費を交付してからは、会派や議員の勉強グループも組織されず、気の合う仲間議員が政務調査費の交付を受けているから、「どこかに調査に行ってこよう的」姿勢で、町政課題の議論や課題解決の方策を勉強している議員の姿が住民には見えず、政務調査報告書は「ただ見てきた的」内容の薄い報告としか読みとれないものもあります。

今日、住民の置かれている経済実態を議員が真剣に考えなければなりません。住民から町政の一翼を担うための負託を受けていることを自覚して然るべきであり、1人ひとりの議員が町政推進、町政課題解決の政策を持って議員活動や議会活動をしなければならない責任があります。

私の議会での質疑や一般質問は、やりすぎだと揶揄する議員や住民の方がいることもわかっております。
それでも、住民皆さんの中には自分達の声や思いを代弁し発言して、すこしでも安心して暮らせる町にしてもらうために、発言をしてほしいと励まされています。

政務調査費も12万円の交付を受けていますが、議員報酬の中で調査活動を行っい議会活動をしていますので、年度末には12万円全額返還することにしております。

今日、議員の政務調査のあり方は形骸化しつつあります。住民の皆さんにおいても議員の政務調査の実態について、調査報告書も含めて監視の目を厳しく持っていただきたいものです。


   お読みになりましたらぜひクリックをお願いします。
   [http://local.blogmura.com/ にほんブログ村 地域生活ブログ  
Posted by おだっちの菜の花油 at 21:44Comments(0)