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Posted by さぽろぐ運営事務局 at

2007年03月19日

自然体験学校の撤退

 十勝支庁管内の豊頃町に拠点を置き
 北海道の自然と資源を活かす活動をしていた
 自然体験学校(若林伸一理事長)が
 北海道でも多くの歴史遺産と
 恵まれた自然があり
 海洋牧場という全道で唯一箇所の
 大規模な増養殖事業を漁業者が取り組み
 魚の養殖で体験学習ができる上ノ国町に
 道内外から体験学習の誘致活動の
 道南の拠点として取り組む
 自然体験学校事務所を開設しました。

 この間
 体験学習の誘致に取り組み
 上ノ国町の歴史遺産である
 国指定勝山館跡、重要文化財旧笹浪家
 漁業者の協力を得ての地引き網体験
 農家の農産物収穫体験など
 数多くの体験学習事業を行ってきました。

 体験学習のメイン事業であった魚の餌付けが
 養殖漁業者の都合でできなくなり
 体験研修事業が少なくなったことで
 町は
 自然体験学校に町の施設を無償貸していましたが
 18年度いっぱいで施設の貸し付けを有償にすることにしたため
 自然体験学校は上ノ国町から撤収することにしました。

 町の「農業漁業で喰える町」づくりのためには
 農漁業の生産物の増産も不可欠ですが
 農漁業の振興のため
 産業観光の振興のためにも
 体験交流事業をその振興策の一つとして位置付けし
 取り組まなければ
 町で外貨を稼ぐことはできません。

 滞在型体験交流で都会の児童生徒・大人を
 町に呼ぶことのできるプロ組織である
 自然体験学校を
 わが町の財産として位置付けし事業展開を支援していくという姿勢が
 残念ながら上ノ国町には欠如していました。

 4月以降
 自然体験学校の事務所を
 松前町長の積極的な誘致要請を受け
 松前に登記変更しNPO法人を継続するとのことです。
 更に
 来年から、ある道の駅での運営に関わる事となるとのこと
 民間主導の運営で
 地域へも利益が還元できる仕組みで「地域の道の駅」と
 していくとのことでもあります。 

 自分の町の宝の山を
 その道のプロの力を借りて町を宣伝し
 住民にお金を稼いでもらうことができない上ノ国町。

 町外からの居住者を
 異端者として排除してしまう
 上ノ国町の排他的保守的な体質を変え
 おもてなしの心を作り上げていかなければ
 将来に渡って町の進歩は望めないことでしょう。  
Posted by おだっちの菜の花油 at 22:20Comments(0)議員活動