さぽろぐ

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2008年04月11日

母なる天の川

               天の川橋より大千軒岳、七ッ岳源流を望む
 
 上ノ国町の中心部を流れ
 大千軒岳、七ッ岳を源流とする清流天の川は
 多自然型河川改修と称して
 河川改修工事を行って10年余りの歳月が過ぎています。

 多自然型河川改修だとして
 川底をブルトーザーで掘り起こして土砂を除去し
 河畔に石を積み上げ柳の木を差し込んで
 河畔林をつくることにした改修工事等でした。

                    天の川橋
 
 河川改修前には
 春の雪解け水が流れ出す頃には
 モズクカニが堤防を越えて
 道路まで這い上がるほど遡上していましたが
 今はその姿さえ見えなくなっています。

 北海道最古の歴史を築き上げてきた
 上ノ国の源をなす天の川を
 私たち一人ひとりの住民が
 いま一度天の川の川岸に立ち
 天の川から学び合う心を
 持つことが求められているのではないでしょうか。

               天の川橋より河口を望む
 
 天の川から
 私たちの暮らしと未来を展望するために
 議員活動の政務調査活動として
 明日12日早朝札幌にでて
 「北海道の川と暮らしから公共事業のあり方と
 展望を考えるシンボジウム」に出席します。

 シンボジウムは
 北海道大学クラーク会館を会場に
 12日午後1時30分より
 北海道自然保護協会など
 5団体が主催して開催されます。

 (テーマ1)サクラマスの保全と河川環境
  報告・天塩川水系サルン川とサクラマス
      宮田 修氏(下川自然を考える会)
  講演・サクラマスの生態と保全
      前川光司氏(北大教授)

 (テーマ2)河川整備を考える
  報告・治水についての疑問
      佐々木克之氏(北海道自然保護協会)
  講演・これからの治水はいかにあるべきか
      今元博健氏(京都大学名誉教授)

 (テーマ3)公共事業と地域経済
   報告・忠別ダム・サルンダムと自治体財政
      山城えり子さん(ネットワーク旭川地球村)
   講演・地域開発とダム問題
      ー住民本位の地域振興を考える
      小田 清氏(北海学園大学教授)

 総合討論ー公共事業であるダム事業はどのように
       私たちの暮らしと河川環境に影響を与えるかー
  ーパネルディスカッションー
       住民参加による川つくりのあり方




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Posted by おだっちの菜の花油 at 15:25Comments(0)思  い