2008年04月25日
2008年04月25日
政務調査報告そ1・岩泉町
平成19年度政務調査費収支報告書 議員名 尾 田 孝 人
▼ 1 収 入 政務調査費120,000円
▼ 2 支 出 支出総額 169,130円
▼ 3 残 額 ▲49,130円
▼科 目 ▼ 支 出 額
▼ 調査研究費 ▼89,815円(交通費16,710円、タクシー27,400円、サッパ船9,500円、
食費4回3,850円、宿泊費32,355円)
▼ 広 報 費 ▼30,300円 (議会報告ハガキ代30,000円、折込料300円)
▼ 広 聴 費 ▼ 0円
▼ 資料購入費 ▼15,745円(特産加工品資料購入(上ノ国町に提供))
▼ 事 務 費 ▼33,270円(デジタルカメラ購入)
別 紙(1)平成19年度政務調査事業報告書
1事業名
① 「特産品開発と物産館及び道の駅等における販売体制づくり」について(岩手県岩泉町)
② グリーン・ツーリズムによる「農業体験型観光交流事業」の取り組みについて(青森県南部町)
③ 「体験交流事業推進による漁業者の漁業外収入の拡大」について(岩手県田野畑村)
2事業内容
「特産品開発と物産館及び道の駅等における販売体制づくり」について
岩手県岩泉町(3月18日~19日)
岩泉町は昭和31年9月町村合併法に基づき岩泉町、大川村、小本村、安家村、有芸村が合併。翌32年4月新市町村建設促進法で更に小川村と合併し、993平方キロメートルの面積の現岩泉町に至り、平成17年10月現在の総人口11,914人、世帯数4,555戸となっている。
平成18年度当初予算額は一般会計7,880,000円特別会計等増額12,232百円となっている。
岩泉町は岩手短角牛発祥の地で農家戸数は1,311(4,355人)のうち販売農家数は734(専業226)経営耕地面積水田231ha 畑1,388ha樹園地33ha
乳用牛1,979頭、肉牛(短角牛)2,923頭、豚2,683頭
農業産出額22億円うち畜産産出額が70%の15億6千万円となっている。
今回の調査目的である「特産品開発と物産館及び道の駅等における販売体制づくり」について、岩泉町役場において農林水産課総括室長・竹花正夫氏と経済観光交流課主幹兼総括室長兼経済商工室長兼観光交流室長・中居健一氏の同席をいただいて、岩泉町の取り組みについて意見交換を行いました。


両氏から岩泉町は県内の山岳地帯中央部に位置し、農家の経営面積も小規模経営で厳しい現状であること。山岳地帯であるため早くから短角牛の導入を行ってきたが、肥育農家の減少等があり短角牛振興のため、町が肉牛振興公社を設立し堆肥センター等も含め各産業公社を計5公社(株式会社含む)により町内の250人余りが就労しているとのことです。
また、物産販売及び交流人口拡大のために、国道455号線沿いに「ふれあいらんど岩泉」「道の駅いわいずみ」を総事業費約14億5千万円で建設しています。










わくわく市場の運営は、岩泉町内農業生産者70人で組織する「わくわく市場組合」が管理運営し、平成19年度は、春の日照不足による野菜類の生育不良だったが、夏場の7~8月で前年比120%、秋のキノコ類の豊作、盛岡市より岩泉町への早坂トンネルの開通で前年比150%、トータルで前年比116%目標売上金額の2,500万円を達成しています。
「わくわく市場組合」の管理運営は、組合員農家が輪番制でレジ係を担当し来客者に対応している。
また、レジ係は各組合員の商品展示ボックスを確認しながら、組合員に携帯電話で連絡を取り農産物の補給を指示しています。


更に岩泉町は、ミネラルハウスを設置し、カルシュウム分を多く含む弱アルカリ性中硬水の「龍泉洞の水」を、加熱せずに最新のセラミックフイルターでろ過処理し、ミネラル分を損なわない水として販売。
国際オリンピックと称される「モンドセレクション」で、99年度より金賞、大金賞等3年連続して受賞し世界の名水の仲間入りを果している。龍泉洞緑茶、烏龍茶、コーヒー等を第3セクターである株式会社岩泉産業開発で販売しています。
他にどんぐりをパウダーに加工し「どんぐり麺」「どんぐりラーメン」を商品化して販売しています。


また、岩泉町食と農を考える女性の会会員15人が、郷土食レストラン・センターハウスを管理委託をし、地場産品を食材にしたメニュー「ふるさと薬膳」として、訪れたときの食膳は、ヒエ・アワ・イナキビ等を混ぜた雑穀ご飯、岩泉産短角牛ソティー、ヒエ・アワ・イナキビ・豆腐のコロッケ、ワラビと卯の花、早春の草の芽カンゾウのごま和物などの薬膳でした。


「岩泉町食と農を考える女性の会」は、平成15年度食アメニテイコンテストで農林大臣賞を受賞しています。
調査成果
岩泉町は龍泉洞を中心に最盛期には年間70万人以上の観光客が訪れていましたが、ここ近年観光客の入り込みが40万人台に落ち込んできたため、新たな観光客と交流人口の拡大のために、総事業費約14億5千万円を投資して国道455号線沿いに「ふれあいらんど岩泉」「道の駅いわいずみ」「ふるさと体験工房」等を建設しています。
郷土食レストラン・センターハウスの他に、「道の駅いわいずみ」内には、レストラン大地工房と加工食品等を主に販売するわくわくハウスと、生鮮農産物等を販売するわくわく市場が併設された物産館となっています。
① 第3セクター株式会社岩泉産業開発は、町内で生産される農畜漁産物と龍泉洞水等を生産加工し、 町物産販売の中核となっていることです。
② 農業者が70人が生産販売組合を組織し、物産館「わくわく市場」に出荷陳列販売することで、消 費者の皆さんと直接顔を合わせて販売することができること。
③ 組合員の切磋琢磨が生まれていること。
④ 組合員がより消費者の喜ぶ農産物の生産意欲に結びつくこと。
⑤ 郷土食レストラン・センターハウスを「岩泉町食と農を考える女性の会」15人に管理委託し、町 内の女性が知恵を出し合い、地場産品を活用した食材の研究を熱心に行い、郷土食提供のレストラン を経営していること。
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▼ 1 収 入 政務調査費120,000円
▼ 2 支 出 支出総額 169,130円
▼ 3 残 額 ▲49,130円
▼科 目 ▼ 支 出 額
▼ 調査研究費 ▼89,815円(交通費16,710円、タクシー27,400円、サッパ船9,500円、
食費4回3,850円、宿泊費32,355円)
▼ 広 報 費 ▼30,300円 (議会報告ハガキ代30,000円、折込料300円)
▼ 広 聴 費 ▼ 0円
▼ 資料購入費 ▼15,745円(特産加工品資料購入(上ノ国町に提供))
▼ 事 務 費 ▼33,270円(デジタルカメラ購入)
別 紙(1)平成19年度政務調査事業報告書
1事業名
① 「特産品開発と物産館及び道の駅等における販売体制づくり」について(岩手県岩泉町)
② グリーン・ツーリズムによる「農業体験型観光交流事業」の取り組みについて(青森県南部町)
③ 「体験交流事業推進による漁業者の漁業外収入の拡大」について(岩手県田野畑村)
2事業内容
「特産品開発と物産館及び道の駅等における販売体制づくり」について
岩手県岩泉町(3月18日~19日)
岩泉町は昭和31年9月町村合併法に基づき岩泉町、大川村、小本村、安家村、有芸村が合併。翌32年4月新市町村建設促進法で更に小川村と合併し、993平方キロメートルの面積の現岩泉町に至り、平成17年10月現在の総人口11,914人、世帯数4,555戸となっている。
平成18年度当初予算額は一般会計7,880,000円特別会計等増額12,232百円となっている。
岩泉町は岩手短角牛発祥の地で農家戸数は1,311(4,355人)のうち販売農家数は734(専業226)経営耕地面積水田231ha 畑1,388ha樹園地33ha
乳用牛1,979頭、肉牛(短角牛)2,923頭、豚2,683頭
農業産出額22億円うち畜産産出額が70%の15億6千万円となっている。
今回の調査目的である「特産品開発と物産館及び道の駅等における販売体制づくり」について、岩泉町役場において農林水産課総括室長・竹花正夫氏と経済観光交流課主幹兼総括室長兼経済商工室長兼観光交流室長・中居健一氏の同席をいただいて、岩泉町の取り組みについて意見交換を行いました。


両氏から岩泉町は県内の山岳地帯中央部に位置し、農家の経営面積も小規模経営で厳しい現状であること。山岳地帯であるため早くから短角牛の導入を行ってきたが、肥育農家の減少等があり短角牛振興のため、町が肉牛振興公社を設立し堆肥センター等も含め各産業公社を計5公社(株式会社含む)により町内の250人余りが就労しているとのことです。
また、物産販売及び交流人口拡大のために、国道455号線沿いに「ふれあいらんど岩泉」「道の駅いわいずみ」を総事業費約14億5千万円で建設しています。










わくわく市場の運営は、岩泉町内農業生産者70人で組織する「わくわく市場組合」が管理運営し、平成19年度は、春の日照不足による野菜類の生育不良だったが、夏場の7~8月で前年比120%、秋のキノコ類の豊作、盛岡市より岩泉町への早坂トンネルの開通で前年比150%、トータルで前年比116%目標売上金額の2,500万円を達成しています。
「わくわく市場組合」の管理運営は、組合員農家が輪番制でレジ係を担当し来客者に対応している。
また、レジ係は各組合員の商品展示ボックスを確認しながら、組合員に携帯電話で連絡を取り農産物の補給を指示しています。


更に岩泉町は、ミネラルハウスを設置し、カルシュウム分を多く含む弱アルカリ性中硬水の「龍泉洞の水」を、加熱せずに最新のセラミックフイルターでろ過処理し、ミネラル分を損なわない水として販売。
国際オリンピックと称される「モンドセレクション」で、99年度より金賞、大金賞等3年連続して受賞し世界の名水の仲間入りを果している。龍泉洞緑茶、烏龍茶、コーヒー等を第3セクターである株式会社岩泉産業開発で販売しています。
他にどんぐりをパウダーに加工し「どんぐり麺」「どんぐりラーメン」を商品化して販売しています。


また、岩泉町食と農を考える女性の会会員15人が、郷土食レストラン・センターハウスを管理委託をし、地場産品を食材にしたメニュー「ふるさと薬膳」として、訪れたときの食膳は、ヒエ・アワ・イナキビ等を混ぜた雑穀ご飯、岩泉産短角牛ソティー、ヒエ・アワ・イナキビ・豆腐のコロッケ、ワラビと卯の花、早春の草の芽カンゾウのごま和物などの薬膳でした。


「岩泉町食と農を考える女性の会」は、平成15年度食アメニテイコンテストで農林大臣賞を受賞しています。
調査成果
岩泉町は龍泉洞を中心に最盛期には年間70万人以上の観光客が訪れていましたが、ここ近年観光客の入り込みが40万人台に落ち込んできたため、新たな観光客と交流人口の拡大のために、総事業費約14億5千万円を投資して国道455号線沿いに「ふれあいらんど岩泉」「道の駅いわいずみ」「ふるさと体験工房」等を建設しています。
郷土食レストラン・センターハウスの他に、「道の駅いわいずみ」内には、レストラン大地工房と加工食品等を主に販売するわくわくハウスと、生鮮農産物等を販売するわくわく市場が併設された物産館となっています。
① 第3セクター株式会社岩泉産業開発は、町内で生産される農畜漁産物と龍泉洞水等を生産加工し、 町物産販売の中核となっていることです。
② 農業者が70人が生産販売組合を組織し、物産館「わくわく市場」に出荷陳列販売することで、消 費者の皆さんと直接顔を合わせて販売することができること。
③ 組合員の切磋琢磨が生まれていること。
④ 組合員がより消費者の喜ぶ農産物の生産意欲に結びつくこと。
⑤ 郷土食レストラン・センターハウスを「岩泉町食と農を考える女性の会」15人に管理委託し、町 内の女性が知恵を出し合い、地場産品を活用した食材の研究を熱心に行い、郷土食提供のレストラン を経営していること。
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