2009年06月26日
三上直樹弘前市議ブログ
議会を変える、弘前が変わる/三上直樹/
(新しい弘前市へのビジョンと、議会を変えるためのアクション)
条例提案否決までの波瀾万丈
6月定例会が閉会しました。
最終日の慣例で各常任委員長からの報告の後、私はスポレク施設に関する土地取得については反対、非核都市宣言の意見書請願については賛成の立場で討論しましたが、土地取得は城東口緑地の件とあわせて可決となり、すべての請願が不採択となりました。
通常であれば、最後に人事案件が追加されて終わるのですが、今回はそのまた後に私たち4人で提出した費用弁償廃止条例案の審議となりました。
1年前の一般会計予算修正案に続いて提案理由の説明をし答弁に備えようとしたところ、無所属・工藤栄弥議員がすかさず「議事進行!」と手を挙げました。
趣旨としては、なぜ議長は議員の身分にかかわる問題を会派代表者会議にもはからず議場に持ち出させたのかということでしたが、今さらどうすることもできない話ですので、審議となりました。
今回も質問の先頭に立ったのは隣席の鷹揚会・小山内司議員でしたが、内容としては費用弁償の違法性の認識、報酬と費用弁償の違い、地方自治法改正との関連などで、ていねいに調べた上での的確な質問を何とかしのいだのですが、次の社民党・藤田隆司議員の質問に落とし穴が待っていました。
条例とその根拠となる法の条文から論拠を示せということだったのですが、うかつにも例規集などを持たずに臨んでいたことと、法以前の良識の問題で1500円の支給をやめることに主眼があると突っぱれば済むと思ったのですが、納得していただけず、この時点で昼食をはさんでの休憩となりました。
この間、空転打開のため取り下げしてはという議長からの申し入れもあったのですが、突っぱねて14:00再開となり、条文の解釈を講釈したところで質問が工藤栄弥議員に写りました。
工藤議員からは、以前供託したことや選挙の際に報酬削減を叫んでいたことなどをほじくり出すような質問やオンブズマンなどとの関係について執拗な質問の繰り返しを受けましたが、議長や工藤議員などがどう思われようと自分なりには精一杯納得してもらいたい一心で答弁を重ねました。
それでも工藤議員からは、議会内部の問題でろくな答弁もできないないのでは取り下げるべきだとダメ出しされたため再び休憩→代表者会議となりましたが、ここでも取り下げの圧力に屈せず、再開後の今泉昌一議員の熱のこもった賛成討論の後、反対討論はないまま採決となり、4対28の大差で否決となりました。
この問題は、反対する側にも忸怩たる思いがあるせいか、取り下げや継続審議、今後設置される議会改革検討会で議論をといったものを持ち出して今回は採決を避けようという雰囲気にあふれていましたが、2年前から問題にしてきたことですから賛否を問うに足る時間は十分あったと思っています。
また、一旦反対を表明しても、今後支持者や市民の声を受けて廃止に回るのも、「君子豹変」の例えもありますので、議員諸侯におかれましても一夏熟考していただきたいと思います。
それから、同志・斉藤爾議員はさっそく費用弁償廃止に加えて議員報酬削減を次回提出すると表明していますが、私としても手順を踏む義理は果たしながらも、議会内部のことだからlこそ市民の目の届くところで議論すべきだと思う気持ちは変わりません。
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(新しい弘前市へのビジョンと、議会を変えるためのアクション)
条例提案否決までの波瀾万丈
6月定例会が閉会しました。
最終日の慣例で各常任委員長からの報告の後、私はスポレク施設に関する土地取得については反対、非核都市宣言の意見書請願については賛成の立場で討論しましたが、土地取得は城東口緑地の件とあわせて可決となり、すべての請願が不採択となりました。
通常であれば、最後に人事案件が追加されて終わるのですが、今回はそのまた後に私たち4人で提出した費用弁償廃止条例案の審議となりました。
1年前の一般会計予算修正案に続いて提案理由の説明をし答弁に備えようとしたところ、無所属・工藤栄弥議員がすかさず「議事進行!」と手を挙げました。
趣旨としては、なぜ議長は議員の身分にかかわる問題を会派代表者会議にもはからず議場に持ち出させたのかということでしたが、今さらどうすることもできない話ですので、審議となりました。
今回も質問の先頭に立ったのは隣席の鷹揚会・小山内司議員でしたが、内容としては費用弁償の違法性の認識、報酬と費用弁償の違い、地方自治法改正との関連などで、ていねいに調べた上での的確な質問を何とかしのいだのですが、次の社民党・藤田隆司議員の質問に落とし穴が待っていました。
条例とその根拠となる法の条文から論拠を示せということだったのですが、うかつにも例規集などを持たずに臨んでいたことと、法以前の良識の問題で1500円の支給をやめることに主眼があると突っぱれば済むと思ったのですが、納得していただけず、この時点で昼食をはさんでの休憩となりました。
この間、空転打開のため取り下げしてはという議長からの申し入れもあったのですが、突っぱねて14:00再開となり、条文の解釈を講釈したところで質問が工藤栄弥議員に写りました。
工藤議員からは、以前供託したことや選挙の際に報酬削減を叫んでいたことなどをほじくり出すような質問やオンブズマンなどとの関係について執拗な質問の繰り返しを受けましたが、議長や工藤議員などがどう思われようと自分なりには精一杯納得してもらいたい一心で答弁を重ねました。
それでも工藤議員からは、議会内部の問題でろくな答弁もできないないのでは取り下げるべきだとダメ出しされたため再び休憩→代表者会議となりましたが、ここでも取り下げの圧力に屈せず、再開後の今泉昌一議員の熱のこもった賛成討論の後、反対討論はないまま採決となり、4対28の大差で否決となりました。
この問題は、反対する側にも忸怩たる思いがあるせいか、取り下げや継続審議、今後設置される議会改革検討会で議論をといったものを持ち出して今回は採決を避けようという雰囲気にあふれていましたが、2年前から問題にしてきたことですから賛否を問うに足る時間は十分あったと思っています。
また、一旦反対を表明しても、今後支持者や市民の声を受けて廃止に回るのも、「君子豹変」の例えもありますので、議員諸侯におかれましても一夏熟考していただきたいと思います。
それから、同志・斉藤爾議員はさっそく費用弁償廃止に加えて議員報酬削減を次回提出すると表明していますが、私としても手順を踏む義理は果たしながらも、議会内部のことだからlこそ市民の目の届くところで議論すべきだと思う気持ちは変わりません。
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Posted by おだっちの菜の花油 at
15:11
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2009年06月26日
費用弁償廃止の議員提案を否決・弘前市議会
昨年11月22日、23日青森市内で開催された
ロ-カルマニフェスト青森スク-ル実行委員長を務め、
一緒に学び合った三上直樹弘前市議らが、
議会出席の日当として議員に支給される
「費用弁償廃止を求める条例改正」案を提案しましたが、
否決されました。
全国的に地方議会で議会出席の日当として
支給されている費用弁償について、
市民から報酬の二重取りではなどとの批判が相次ぎ、
多くの地方自治体議会では廃止をしています。
議員全員にかかわる問題などという市議会議長。
全国的に、議会が自ら議会改革をしなければならないという情勢に、
議長は疎くなっているのではないでしょうか。
議長こそ率先して議員や会派に呼びかけていくべき
事案だと思います。
-----------------------
費用弁償廃止の議員提案を否決
/弘前市議会/09.06.25河北
弘前市議会6月定例会最終日の24日、
議会出席の日当として議員に支給される
費用弁償廃止を求める条例改正案が議員提案され、
反対多数で否決きれた。
野党系市議4人の提案に与党系市議が
「唐突すぎる」と反発、
藤田昭議長が議案取り下げを求めるなど混乱した。
同市議会の費用弁償は日額1500円。
条例改正案を提出した三上直樹市議(LM弘前)は
「議会出席は議員の責務。
議員報酬や交通費の実費支給があり、
日当は必要ない」と理由を説明した。
これに対し、与党系市議らから
「説明不足で検討する時間が必要だ」などの
意見が相次いだ。
藤田昭議長にも「各会派代表者会議を開き、
事前に意見調整するべきだ」と
議事進行への批判が出て、本会議は意見調整などで2度中断した。
藤田議長は休憩中に三上市議に対し、
「議員全員にかかわる問題なので
議会内で議論を深めるべきだ」と
議案の取り下げを要請。
三上市議は応じず、採決の結果、改正案は否決された。
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ロ-カルマニフェスト青森スク-ル実行委員長を務め、
一緒に学び合った三上直樹弘前市議らが、
議会出席の日当として議員に支給される
「費用弁償廃止を求める条例改正」案を提案しましたが、
否決されました。
全国的に地方議会で議会出席の日当として
支給されている費用弁償について、
市民から報酬の二重取りではなどとの批判が相次ぎ、
多くの地方自治体議会では廃止をしています。
議員全員にかかわる問題などという市議会議長。
全国的に、議会が自ら議会改革をしなければならないという情勢に、
議長は疎くなっているのではないでしょうか。
議長こそ率先して議員や会派に呼びかけていくべき
事案だと思います。
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費用弁償廃止の議員提案を否決
/弘前市議会/09.06.25河北
弘前市議会6月定例会最終日の24日、
議会出席の日当として議員に支給される
費用弁償廃止を求める条例改正案が議員提案され、
反対多数で否決きれた。
野党系市議4人の提案に与党系市議が
「唐突すぎる」と反発、
藤田昭議長が議案取り下げを求めるなど混乱した。
同市議会の費用弁償は日額1500円。
条例改正案を提出した三上直樹市議(LM弘前)は
「議会出席は議員の責務。
議員報酬や交通費の実費支給があり、
日当は必要ない」と理由を説明した。
これに対し、与党系市議らから
「説明不足で検討する時間が必要だ」などの
意見が相次いだ。
藤田昭議長にも「各会派代表者会議を開き、
事前に意見調整するべきだ」と
議事進行への批判が出て、本会議は意見調整などで2度中断した。
藤田議長は休憩中に三上市議に対し、
「議員全員にかかわる問題なので
議会内で議論を深めるべきだ」と
議案の取り下げを要請。
三上市議は応じず、採決の結果、改正案は否決された。
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Posted by おだっちの菜の花油 at
14:19
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