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2014年04月20日

原発と憲法第九条(小出裕章氏)  原子力は軍事力。



   原発と憲法第九条(小出裕章氏) 原子力は軍事力。



  本来ならば日本は9条に照らして
  原発は持てない国でした。

  2015年は戦後70年ということになりますが、
  後世、「戦後」ではなく「戦前」として
  語られるようになるかもしれません。
  安倍政権は原子力発電推進の姿勢を
  強力に打ち出していますが、
  これは憲法改正とセットになっています。
  原子力発電イコール軍事なのです。

  もともと、原子力は
  戦争の道具として生まれたものです。
  1950年代に米ソの冷戦が激化していくと、
  核兵器の開発競争で
  ものすごい数のミサイルが作られました。

  その後、冷戦が終わり、
  ミサイルを作りにくくなると、
  原子力の平和利用だということで
  核ビジネスは温存され、
  原子力発電によって
  軍需産業のコングロマリットに
  お金が回るシステムも続いてきたのです。

  私の専門は原子力ですから、
  本当は憲法のことを言うような
  立場ではないと思っています。
  けれども、原子力に反対すれば、
  原子力が危険だということだけではすまない、
  それは核兵器と一体だということに
  気づかざるを得ないのです。

  では、その問題を
  どう乗り越えていくかということを
  日本に生きている人間としては当然、
  憲法第九条というものに想いが至るわけです。

  「戦争はもういっさいしない」
  「軍隊は持たない」
  と、ほかにどんな解釈もできないほど
  はっきりと憲法九条に書いてあることに対して、
  原子力はどうなのかということは、
  やはり考えざるを得なくなってくるのです。

  小出裕章  イコマレイコさんより


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Posted by おだっちの菜の花油 at 20:43Comments(0)