2007年08月26日
函館土木現業所・所 長 様

2007年8月26日
函館土木現業所・所 長 様
公 開 質 問 状
上ノ国町議会議員 尾田孝人
貴職におかれましては、道民の安全と生活環境の改善のため、また、各市町村自治体の要望事項等実現のため邁進くださり、衷心より感謝申し上げます。
つきましては、唐突で大変失礼な行為でございますが、インターネットを通じまして「公開質問状」を提出させて頂きたく存じます。下記各事項に対するご回答をよろしくお願い申し上げます。
1、入札執行日・2007年3月22日、江差木古内線特改1種工事(道州繰越・指名競争)檜山郡上ノ国町、予定価格・131,386,500円。受注業者(株)森川組125,790,000円(落札率・95.7%)の工事が、年度繰越工事として現在施工中でありますが、請負人森川組は、工事の一部を下請発注をし、現在下請負人も工事施工中でありますので、次の事柄についてお伺い致します。
イ、工事発注者として、建設工事の適正な施行について、「建設産業における生産システム合理化指針」(平成3年2月5日付け建設省経構発第2号の2)の徹底を、請負人に対し文書指導をなされているかどうか。
ロ、また、請負人が下請業者に対し、建設工事の適正な施行のため、「建設産業における生産システム合理化指針」(平成3年2月5日付け建設省経構発第2号の2)の徹底の指導について、確認をなされているかどうか。
ハ、建設工事の適正な施行のため、「建設産業における生産システム合理化指針」(平成3年2月5日付け建設省経構発第2号の2)の事項において、各種保険等への加入については、各種保険(雇用保険、健康保険、厚生年金保険、労働保健等)への加入及び適正な掛金の納付の履行に努めるとともに、工事の一部を下請に付した場合には、下請負人に対し、各種保険の加入等について文書により指導すること。
また、法定外労災補償制度への積極的な加入にも配意すること。とされておりますので、請負人が下請負人に文書により指導をしているかどうかについて、確認をなされているかどうか。
ニ、請負人が工事の一部を下請させる場合には、発注者は下請負人の届出をさせ、下請負人が適正な工事施工ができるかどうかを確認すると思いますが、その時点で「建設産業における生産システム合理化指針」(平成3年2月5日付け建設省経構発第2号の2)の事項において、下請負人が各種保険等への加入については、各種保険(雇用保険、健康保険、厚生年金保険、労働保健等)への加入がなされているかどうか、確認なされていますがどうか。
ホ、下請負人は、健康保険や厚生年金保険等に加入されていない事実がありますが、請負人は、法定福利費(現場従業員及び現場労働者に関する労災保険料、雇用保険料、健康保険料及び厚生年金保険料の法定の事業主負担額並びに建設業退職共済制度に基づく事業主負担額)の事業主負担分を下請工事費に算入させて下請させているかどうかを確認なされているかどうか。
2、請負人は、建設工事の適正な施行のため、「建設産業における生産システム合理化指針」(平成3年2月5日付け建設省経構発第2号の2)の事項において、各種保険等への加入については、各種保険(雇用保険、健康保険、厚生年金保険、労働保健等)への加入及び適正な掛金の納付の履行に努めるとともに、工事の一部を下請に付した場合には、下請負人に対し、各種保険の加入等について文書により指導すること。また、法定外労災補償制度への積極的な加入にも配意すること。として、下請負人まで各種保険の加入等を指導することになっています。
函館土木現業所においては、土木請負工事工事費積算要領(昭和42年7月20日建設省官技第34号。以下「要領」という。)第4の請負工事費積算基準は、この基準の定めるところによる。要領事項の(2)現場管理費イ現場管理費の項目及び内容(ト)法定福利費・現場従業員及び現場労働者に関する労災保険料、雇用保険料、健康保険料及び厚生年金保険料の法定の事業主負担額並びに建設業退職共済制度に基づく事業主負担額となっておりますので、上記事項は、工事費予定価格に積算されているものと理解しておりますが、請負工事工事費に積算されていますかどうか。
3、上記2と関連して、法定福利費が土木工事工事費に積算されているとした場合、函館土木現業所は、法定福利費内訳等の事項に加入されていない事業主を、指名業者に選び入札執行に参加させている事実がありますが、工事費の不適切な執行であると考えますが、如何かお伺い致します。
また、これまで法定福利費の各事項に加入していなくとも、指名業者として選んでおります法的根拠をお示しください。