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2009年12月02日

コ-プ農業賞フォ-ラム

 コ-プさっぽろ函館地区主催の「第3回農業賞フォ-ラムinはこだて」が、
 函館市内のホテルで組合員や農業者、行政関係者、一般参加者も含め
 150人余りが参加して開催されました。
 
          小林和博コ-プさっぽろ函館地区本部長が開会の挨拶

 
     「道南・食べまshow育てまshow・元気な道南生産者」

 寺西朝子函館地区食の安全推進委員が
 「コ-プさっぽろ農業賞」は食の安全を願って、
 2003年11月、松村理事長(当時)らが高橋知事に、
 「消費者の側から、日頃から安全・安心にこだわって頑張っている
 生産者にコ-プさっぽろから農業賞を贈りたい」と
 提案する中で実現されてきたものですと、
 農業賞が始まった経緯について報告されました。



         基調講演は「北海道の農業・土作り・大地を守る」と題して、
         宮嶋望氏(共働学舎・新得農場代表)が行いました。



 宮嶋氏は、1974年、長野県小谷村で父の宮嶋眞一郎氏が、
 「心身に悩みを持った若者が生きていく場所をつくろう」と、
 寄付を集めたことから始まり、共働学舎の4番目の牧場として、
 1981年十勝地方の新得町に夫婦で入植しました。

 農協の正組合員となり、アメリカでの酪農実習や
 スイス山岳地帯での農業経営のあり方を実体験してくる中で、
 アメリカの大規模農業の真似をしない、
 小規模酪農でも収益性を高められるチ-ズ作りをするために、
 流行をを追わないものづくり、ほんものをめざすために、
 1億1200万円の思い切った投資をし、
 ゆっくりな人たちも働ける生産システムを作ったとのこと。

 大学で学んだ生物学が糧となって
 有機農業は大地で生きている土壌菌などの微生物によって
 土・自然が共生していること。
 環境を整えることで微生物を生かし、
 生きた土は微生物によってのみ作られていくものである。

 生きた土と四季のくつろぎの中で育った草を食べる
 チ-ズづくりに適したブラウンスイス種の乳牛。
 作られる牛乳も四季の味があり、作るチ-ズの一品でも
 四季草と同じく4種類のチ-ズができあがっています。
 農業も自然のリズムと合わせて作ることで
 生命(作物)は活性化していきますと講演を結びました。

 共働学舎でつくられるチ-ズはこの間、
 スイスで行われた山とチ-ズオリンピックで「さくら」を出品し、
 スペシャル・アワ-ド特別金賞受賞。
 2009年第6回AII JAPAN ナチュラルチ-ズコンテストで
 「シントコ」が審査員特別賞受賞。

 

 パネルディスカッションは、
 池田誠氏(北海道国際交流センタ-事務局長)が
 コディネ-タ-となって
 今年度のコ-プさっぽろ農業賞奨励賞を受賞した
 瀬棚有機生産グル-プの武山正悦氏と
 さわやかふぁ-むの吉田清春氏、
 坂本久美子渡島支庁農務課課長がパネリストとして
 安全・安心な農業のあり方について語られ、
 会場の参加者からも意見が出されての交流会となりました。



 今年度第6回コ-プさっぽろ農業賞で函館圏内の生産者で受賞された方々は、
 農業の部奨励賞
   瀬棚有機生産クル-プ(せたな町)、さわやかふぁ-む(七飯町)
   松倉貞義氏(函館市)

 漁業の部特別賞 奥尻潜水部会(奥尻町)
 漁業の部奨励賞 上磯郡漁業協同組合(知内町・北斗市)

 交流の部奨励賞
   鶴巻千秋さん(函館市)、戸巻聖さん(七飯町)

 フォ-ラム終了後、コ-プさっぽろ函館地区本部の
 幹部の方と名刺交換をさせていただき、
 天の川・菜の花プロジェクトの取り組みについて、
 後日訪問させていただくことにしました。


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Posted by おだっちの菜の花油 at 21:39Comments(0)