2010年10月05日
無罪だったら起訴の責任とるのだれ?
【ワイドショー通信簿】
「小沢裁判」無罪だったら起訴の責任とるのだれ?
朝ズバッ!
小沢一郎元民主党代表の政治団体の政治資金規正法違反(虚偽記載)をめぐり、東京第5検察審査会が2度目の議決を公表した。結論は強制起訴。
「朝ズバ!」に元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士がゲスト出演し、不起訴とするプロの検察官と市民代表の検察審査会で判断が分かれたポイントについて、富士山にたとえて解説した。
判断が別れた最大のポイントは、小沢の元秘書で衆院議員の石川知裕被告=同法違反で起訴=の捜査段階での供述調書の信用性。元秘書が小沢に報告している内容が具体性に欠けている点をどう判断するかで、検察官と検察審査会は異なっていた。
「富士山は遠くで見るとすごく綺麗ですよね。遠くで見てあれが富士山、まさに小沢さんの犯意が認められるでしょうととらえたのが検察審査会。
登ってみて間近に見るとゴミがある。実際の富士山は綺麗ではないととらえ、小沢さんの犯意を認めるのはムリがあると判断したのが検察官だ」(若狭勝)
たしかに、登っては富士山の全体像を見ることはできないが、遠くで見たのでは麓にどんな木が生え、どんな岩があり、ゴミが落ちているかは分からない。
逮捕された前田検事の取り調べ調書
司会のみのもんたが「大阪地検特捜部の証拠改ざん事件、影響はあるでしょうね」
証拠改ざん事件で逮捕された大阪地検特捜部主任検事の前田恒彦容疑者は、今年1~2月に東京地検特捜部に応援に行き、小沢の元秘書、大久保隆規被告の取り調べを担当している。
検察審査会の今回の判断は、大阪地検特捜部の事件をさかのぼる9月14日、民主党の代表選当日に行われている。
若狭「小沢さんの弁護人は、(前田容疑者を引き合いに出し)検察官が無理やり供述調書を取ったということを訴えるでしょう。裁判官はそれをどう受け止めるかですね」
有罪か無罪かの判断が非常に難しいが、ひとつ気になるのは、今回の検察審査会議決で「国民は裁判所に無罪なのか有罪なのかを判断してもらう権利がある」とし、黒白の判断を裁判所にゆだねた点だ。
検察官はこれまで「高度な見込み」をもとに起訴し、裁判でも高い確率で有罪が追認されてきた。それだけに、日本では起訴されただけで社会的、肉体的、精神的ダメージを被る社会が定着している。無罪になった場合は誰がその責任を取るのか。
検察の判断を否定し、黒白の判断を裁判所にゆだねるのも結構だが、そこが抜け落ちていては著しく公正を欠くことになる。
(2010年10月05日15時17分 / 提供:J-CASTテレビウォッチ)
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2010年10月05日
阿久根市長リコール投票実施確実に
阿久根市長リコール投票実施確実に…署名過半数
鹿児島県阿久根市の竹原信一市長に対する解職請求(リコール)を巡り、市選挙管理委員会は5日、市民団体「阿久根市長リコール委員会」(川原慎一委員長)が提出した署名簿の審査を終え、有効署名を1万197人と告示した。
住民投票に必要な有権者の3分の1(9月2日現在、6646人)を超え、過半数に達しており、12月にも解職の賛否を問う住民投票が実施されることが確実になった。
6日から12日まで、署名簿の縦覧が行われ、有権者からの異議申し出があれば市選管は再度審査し、14日以内に決定を出す。リコール委が5日以内に市選管に住民投票実施の本請求を行い、市選管は投票の日程調整に入る。
住民投票で有効投票者の過半数が解職に賛成すれば、竹原市長は失職。50日以内に出直し市長選が行われる。出直し市長選の場合、竹原市長と、リコール委監事の西平良将氏(37)の2人が立候補を表明している。
(読売新聞 10月5日(火)10時55分配信)
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2010年10月05日
行者菜:行者ニンニク+ニラ
行者菜:行者ニンニク+ニラ
道内初栽培--網走の農家3戸 /北海道
「行者ニンニク」とニラを交配した新野菜「行者菜(ぎょうじゃな)」の栽培に網走市の農家が成功し、今シーズン初収穫した。「アイヌネギ」とも呼ばれる道産の行者ニンニクから宇都宮大農学部が開発し、山形県長井市が06年から試験栽培する新品種で、道内での栽培は初めて。道オホーツク総合振興局は「地域のブランド野菜にしたい」と期待している。【渡部宏人】
◇味よく、におい控えめ
栽培しているのは、同市二見ケ岡の笹田英樹さん(68)ら3戸でつくる「オホーツク網走行者菜研究会」。長井市の農家から栽培されている苗を購入し、09年6月、3アールの畑に定植。越冬しても株は枯れず、今年6~8月末にかけ3回、収穫した。
「行者菜」は見た目はニラに近いが、茎が太いのが特徴。行者ニンニクの形質を受け継ぎ、硫化アリル、ビタミンA、B、葉酸などの成分が多く含まれ、「疲労回復、滋養強壮に効果がある」(網走農業改良普及センター)といわれる。すでに岩手、香川県でも栽培が始められ、来年には宮城県の農家も参画する予定という。
収穫後、網走市内のレストランがピザ用に使ったところ「あまりにおいが臭くなく、味もいい」と好評。9月26日に開かれた「網走一番秋祭り」では市民らに提供され、まずまずの反応だったといい、市農政課は醤油やラー油用の商品開発も検討している。
笹田さんは「初めてだったが、順調に生育し自信になった」と来年以降、さらに栽培を拡大したい考え。長井市商工観光課は「行者ニンニクは北海道を代表する山菜。これも何かの縁ではないか」と同会の試みを歓迎している。
(毎日新聞 10月5日(火)10時42分配信)
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